「プレッツェルを作りたいけれど、成形が難しそう…」
そんなパン作り初心者の方にこそ挑戦してほしいのが、このラウゲンブロートヒェン(Laugenbrötchen)です。
プレッツェルと同じ「独特の香ばしさ」はそのままに、丸めるだけの簡単な成形から、簡単にできる食卓が華やぐ編み込みパンまで、4つのバリエーションを徹底解説します。

プレッツェルと同じ生地を使っていますが、こちらのほうがよりもっちりとした食感を楽しめます。
おうちでのパン・お菓子作りをもっと楽しく! motomone bakingでは、クリエイター支援プラットフォーム「Gumroad(ガムロード)」にて、ドイツ本場のパンや伝統菓子を失敗せずに作るための「完全攻略ガイド(PDF版)」を販売しています!
ちょっとしたコツから、専門的な配合の秘密、材料換算表、タイムラインなど、失敗しないためのたくさんの「知識」を詰め込んだ内容になっています。ぜひショップを覗いてみてください。
※本ページはプロモーションが含まれています。
レシピ動画:motomone baking
YouTubeチャンネル <motomone baking> では、記事だけでは伝えきれない「生地の質感」や「手の動き」を詳しく解説しています。
「次はこれを作ってみたい!」というリクエストやご質問も、コメント欄でぜひお聞かせください。気に入っていただけたら、チャンネル登録で応援していただけると嬉しいです!
マイスターの材料帳
-8個分-
【パン生地】
- 準強力粉 190g
- ドイツでは Type550。日本で再現するなら、香りと食感のバランスが良い[リスドォル]が最もおすすめです。中力粉や、強力粉60g+薄力粉60gのブレンドでも代用できます。
- ドライイースト 3g
- 安定して膨らむ[赤サフ]を推奨します。
- 冷たい水 110ml
- はちみつ 小さじ1
- 塩 3つまみ
- 無塩バター 15g
【重曹液(ラウゲン液)】
- 水 300ml
- 重曹 9g
- 必ず「食用」をご使用ください。掃除用は製造工程が異なるため、口に入れることはできません。
- 塩 ふたつまみ
【仕上げ】
- プレッツェルソルト(粗塩) 適量
- 一般的な塩は焼成中に溶けてしまいます。焼き上がりにあの「白い粒」を残すには、熱に強い専用の岩塩が必要です
可愛い成形のアイディア
今回は1つの生地から4種類の形を作りますが、ラウゲンブロートヒェンの成形方法に関しては、こちらの記事でも詳しくまとめています。
初めての方は、まず「丸型」から。慣れてきたら「編み込み型」に挑戦して、食卓を華やかに彩りましょう。
プロの理論や配合の秘密については、Gumroadのmotomoneショップにて様々なレシピガイドを公開しています。ラウゲンブロートヒェン完全版も追加予定ですので、ぜひチェックしておいてください。
失敗を防ぐオススメの道具
ラウゲンブロートヒェンを作る際に使用した、オススメの道具をご紹介します!現場の経験から「これがあれば失敗が劇的に減る」というものを厳選しました。以下のリンクから購入できます。
ポケットスケール
理由:パン作り、特にイーストや塩の計量は1g単位で計量するのが基本です。 0.1g単位で測れるスケールを使うだけで、失敗が減ります。
ステンレス製・穴あきレードル(Schöpfkelle)
理由: 重曹液から生地を掬い上げる際、液切れが悪いと表面のシワの原因になります。熱に強く、一気に液を切れる穴あきタイプのお玉が、ツヤのある仕上がりを支えます。
👉 [ドイツメーカーZwilling:穴あきレードルはこちら]
ミニパレットナイフ(クープ用)
理由: プレッツェルの特徴であるクープを作るために使用します。専用のクープナイフも良いですが、私は小回りの利くミニパレットナイフを愛用しています。
👉 [繊細なクープを自由自在に:ミニパレットナイフはこちら]
木目調デジタルスケール
理由: 動画でも使用しているこのスケールは、機能性はもちろん、キッチンに置くだけでモチベーションが上がるデザインも気に入っています。
👉 [精度とデザインを両立:愛用のデジタルスケールはこちら]
【詳細解説】ラウゲンブロートヒェンの作り方・4つの成形
ここからは、各工程のポイントを詳しく解説します。なお、材料の分量や手順の要約をすぐに確認したい方は、記事の最後にあるレシピカードを活用してください。
1.生地作り
- ボウルに準強力粉(または中力粉)とドライイーストを入れ、スプーンで均一に混ぜます。
💡 ドイツ在住の方へ:小麦粉の番号(Type)の選び方は[こちらの記事]で詳しく解説しています。
- 水、はちみつ、塩を加え、粉っぽさがなくなるまでゴムベラで手早く混ぜます。
- 室温で柔らかくした無塩バターを加え、生地全体に馴染ませます。ひとかたまりになったら、清潔な台の上に取り出しましょう。
- 5分手ごねします。
- 表面を張らせるように(ピンとなるイメージで)丸め、生地の表面に「ハリ」を持たせます。

右ななめ上、左ななめ上とV字型にこねることで、力もこめやすくなります


生地を薄く伸ばしても簡単に切れなければOKです。
2.成形
※この生地の最大の特徴は、「一次発酵をさせずに成形する」ことです。生地が元気なうちに形を作ることで、初心者の方でも扱いやすく、焼き上がりのエッジが綺麗に立ちます。
- 生地を40gずつ、8個に切り分けます。
- 手のひらで生地を転がし、表面をピンと張らせるように丸めます。

- 布巾をかけて10分休ませます。(ベンチタイム)
💡 今回は4種類の形を2つずつ作ります。
丸型(ブロートヒェン)
丸めた生地をそのまま天板へ。最もシンプルですが、中身のもっちり感を一番楽しめる形です。

棒型(シュタンゲ)
生地を裏返して手のひらで平らにつぶし、上からコロコロと巻いていきます。両端を少し細く整えると、プロらしい仕上がりになります。

👉 [もっと詳しく!乳製品不使用のラウゲンシュタンゲ記事はこちら]
ノット型(クノーテン)
20cmほどの棒状に伸ばし、真ん中に輪を作ります。両端をクロスさせ、上下から輪の中にくぐらせて固定します。


編み込み型(ツォプフ)
30cmほどの長めの棒状にし、数字の「6」の形に置きます。上の長い部分を輪に通し、輪を一度ひねってから、先端を差し込みます。


💡 成功へのアドバイス
クノーテン型やツォプフ型は、文字で見ると複雑に感じるかもしれません。手の動きや生地の引き具合を映像で確認するのが、上達への最短距離です。 ぜひ動画と合わせて挑戦してください!
- すべて形が整ったら、天板の上で布巾をかけ、50分ゆっくりと発酵させます。
3.仕上げ
- 鍋に水と塩を入れ、沸騰したら重曹を加えます。
重曹を入れると激しく泡立ちますが、これが反応している証拠です。火を弱め、「沸騰直前の熱い状態(約90℃以上)」を常にキープしてください。液が冷たいと、プレッツェルに美しいツヤが出ず、表面がシワシワになる原因になります。
- 冷凍庫から出したての生地を、一つずつ30秒間浸します。
- 引き上げる際は、しっかりと液を切り、クッキングシートを敷いた天板に並べます。

- クープ(切り込み)を入れる
- 棒型: 斜めに3カ所、スッと切り込みを入れます。
- 丸型: ハサミを使い、中心に「十字」の切り込みを入れます。
- プレッツェルソルトをパラパラと振りかけます。
- 210度のオーブンで12分焼きます。
完成

外はカリッと香ばしく、中は驚くほどもっちり。プレッツェルとはまた違う、優しい口当たりのラウゲンブロートヒェンの完成です!
キッチンで確認しながら作りたい方は、こちらのレシピカードをご活用ください。

レシピカード:ラウゲンブロートヒェン
Ingredients
Method
- 材料を混ぜ、5分間手ごねする。表面を張らせるように丸める。
- 1次発酵なしで8等分に切り分け、丸める(または好みの形にする)。10分休ませる。
- 成形後、天板の上で50分間ゆっくり発酵させる。
- 沸騰直前の重曹液(約90℃)に、生地を30秒間浸す。しっかり液を切って天板へ。
- クープを入れ、岩塩を振り、210℃のオーブンで12分焼く。
まとめ・おすすめの関連記事
もし今回の挑戦で、motomone bakingのレシピに興味を持っていただけたなら、ぜひYouTubeチャンネル「motomone baking」をチェックしてみてください。
さらに深い理論や、失敗しないための詳細な数値をまとめた「完全攻略PDFガイド(Gumroad)」もご用意しています。本場ドイツのパンやお菓子作りを、より本格的に作るお手伝いができれば嬉しいです。
ラウゲンブロートヒェンを楽しんだ後は、さらに本場の食卓を覗いてみませんか?定番のプレッツェルからドイツパンらしいライ麦パンまで、ドイツの食事パン10選をご紹介します。
👉 [ドイツパンの世界・おすすめ食事パン10選はこちら]
次に挑戦してほしいドイツパンレシピ
「プレッツェルの成形は少しハードルが高い……」と感じていた方も、このレシピなら発酵1回で、手軽に本場の味を再現できたのではないでしょうか?
焼き立てに冷たいバターをたっぷり塗って、ドイツの朝の香りを楽しんでください。

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