ドイツで販売されているサワークリームには数種類ありますが、Schmand(シュマント)もそのうちの一つです。
日本では一般的に知られている食材ではありませんが、ドイツでは、ケーキから料理まで万能に使える食材ですね。
今回はあまり知られていない、シュマントについてまとめてみました。
<結論:Schmandとは>
ドイツで一般的な、
いろいろな用途のあるサワークリーム
シュマントとは?

Schmand(シュマント)はサワークリームの1種で、ドイツのスーパーで普通に買うことのできる、とても一般的な食材です。
特徴をまとめると
- 脂肪分
- 20%〜29%
- テクスチャ
- スプーンですくえる程度の固さで、クリーミー
- 味
- サワークリームより軽く、コクがあり、酸味は控えめで、クセが少なくて食べやすい
シュマントの用途
シュマントはケーキだけではなく、料理にも使える万能食材です。
- ケーキ/お菓子
- Schmandkuchen(シュマントクーヘン)と呼ばれる、シュマントをメインに使ったケーキもある
- フルーツ、クランブル、クワルクと組み合わせることが多い
- ソースやスープ、サラダなど
- クリームソースやスープの最後に加え、コクを出すために使われることも
- 野菜と和えて、サラダにする
- フラムクーヘンのサワークリームのかわりに使われることもある
- ディップやトッピング
- 生野菜をつけて食べる、ディップとして使われる
- ジャーマンポテトやフライドポテトに添えて出されることもある

他のサワークリームとの違い
ドイツには大きく分けて、3種類のサワークリームがスーパーで販売されています。
- Saure Sahne(ザウレザーネ)
- 脂肪分10%から15%
- 酸味が強め
- Creme Fraiche(クレームフレッシュ)
- 脂肪分30%から40%
- クリーミーで濃厚

シュマントは脂肪分で言うと、ちょうど真ん中ですね🤔
日本での代用方法
シュマントは僕の調べた限りでは、日本では販売されていないようです。これはクワルクと一緒ですね。

ドイツの乳製品③【クワルクQuark編】
クワルク(Quark)とは何か知っていますか?ドイツで愛されるフレッシュチーズの魅力と、家庭で簡単に作れるおすすめレシピと合わせて詳しく紹介します!
代用方法としておすすめは、サワークリームとヨーグルトを混ぜると、シュマントと似た味になります。
僕の紹介しているレシピでも、このように代用しているので、ぜひ参考にしてみてください!
他のドイツ語圏では通じない?

実はシュマントという名称は、オーストリアやスイスなどでは通じないそうです。
その地域では、サワークリームをSauerrahm(ザウアーラーム)やSauerhalbrahm(ザウアーハルプラーク)と呼び、それらが一番シュマントに近いそうです。
まとめ
シュマントはドイツ料理やお菓子になくてはならない食材です。
残念ながら、日本で入手するのは難しいと思いますが、もし手に入るようならば、ぜひケーキや料理に使用してみてください。
特にシュマントクーヘンは、食べやすくてクセも少ないので、オススメのドイツケーキの一つです。ぜひお試しください!
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