
ドイツでは春になると、白アスパラガスが旬を迎え、青空市場やスーパーで見かけるようになります。これを見ると「ドイツの短い春が来たなあ」と、なんだかワクワクした気持ちになります。
今回は青空市場で見つけた、新鮮な白アスパラガスを主役にしたキッシュをご紹介します。白と緑のアスパラガスを使用し、ドライトマトと合わせて焼きました。ドイツの春を存分に味わうことのできる一品です。

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レシピ動画:白アスパラガスのキッシュの作り方
YouTubeチャンネル 『motomone baking』 では、言葉では伝えきれない「生地の質感」や「発酵の見極め」を詳しく解説しています。
「次はこれを作ってみたい!」というリクエストやご質問も、コメント欄でぜひお聞かせください。気に入っていただけたら、チャンネル登録で応援していただけると嬉しいです!
マイスターの材料帳|白アスパラガスのキッシュの材料
–直径20cm タルト型 1台分–
【タルト生地】
- 無塩バター:60g
- 有塩の場合は塩を省略
- 塩:小さじ1/2
- グラニュー糖:小さじ1
- 黒コショウ:少々
- 粉チーズ:10g
- 卵:1/2個
- 残り半分は空焼き時に使用
- 薄力粉:120g
【フィリング・その他】
- 白アスパラガス:6本
- 緑アスパラガス:3本
- ドライトマトのオリーブオイル漬け:40g
- 卵:2個
- 生クリーム:50ml
- サワークリーム:50ml
- 塩・黒コショウ:各少々
- 薄力粉:大さじ1
- レモン汁:大さじ1(下茹で用)
キッシュ作りで「よくある3つの失敗」
理想のサクサク感と、素材の瑞々しさを両立させるためにチェックしたいポイントです。
- 生地が焼き縮みして高さが足りなくなる
- 主な原因:生地のカットが小さすぎるため。 型より一回り大きく切り、少しはみ出す程度で焼くのが正解です。
- 底がベチャッとしてサクサク感がない
- 主な原因:空焼き後の「穴ふさぎ」が不十分なため。 卵液を塗って生地をコーティングし、フィリングの染み込みを防ぎましょう。
- 卵液が溢れて生地の外側に回ってしまう
- 主な原因:一度に注ぎすぎているため。 型と生地の間に卵液が入るとサクサク感が損なわれるので、オーブン直前に溢れない程度に加減します。
キッシュの失敗を防ぐオススメの道具
キッシュを作る際に愛用している、オススメの道具をご紹介します!現場の経験から「これがあれば失敗が劇的に減る」というものを厳選しました。
20cm タルト型(底取タイプ)
理由:焼き上がりに型から外す際、底が取れるタイプなら生地を壊さず美しく取り出せます。
麺棒
理由:タルト生地を均一な厚さに伸ばすために欠かせません。厚みを揃えることで、焼きムラを防ぎ、理想の食感に仕上がります。
アスパラ用ピーラー
理由:動画では使用していませんが、あると便利な道具です。白アスパラガスの皮を薄く均一に剥くことができます。普通のピーラーよりも力が入りすぎず、繊細な素材を傷めずに下処理が可能です。
ハンドブレンダー
理由:フィリングの卵液をダマなく滑らかに混ぜ合わせるのに非常に便利です。短時間で均一に混ざるため、口当たりの良い仕上がりになります。
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【詳細解説】贅沢アスパラキッシュの作り方
ここからは、各工程のポイントを詳しく解説します。分量や手順の要約をすぐに確認したい方は、記事の最後にあるレシピカードを活用してくださいね。
1.タルト生地
- ボウルに柔らかくした無塩バター、塩、グラニュー糖、黒コショウ、粉チーズを入れ、ゴムベラで滑らかになるまで混ぜます。お好みでハーブを加えるのも、香りが良くなりオススメです。
- 溶き卵の半分を加え、バターとなじませるように混ぜます。
- ※残りの卵は、後で生地のコーティングに使うので取っておいてください。
- 薄力粉をふるい入れ、ゴムベラで「切るように」混ぜます。粉気がなくなったら手でさっとひとまとめにし、ラップに包んで冷蔵庫で1時間ほど寝かせます。

2.タルト型の準備
- 型の側面にサラダ油を薄く塗り、薄力粉をまぶして余分な粉を落とします。
- 底板に合わせたクッキングシートを敷き、準備完了です。

- 冷蔵庫から出した生地を、麺棒で型より一回り大きく(厚さ約2.5mm)伸ばします。打ち粉をして作業するとスムーズです。
- 指で軽く押しながら生地を型に密着させ、はみ出した部分は少し余らせる程度に切り落とします(焼き縮みを考慮するため)。
- 底全体にフォークで穴を開け、重石をのせて180℃で15分焼きます。

- 重石を外した後、残しておいた卵液を刷毛で全体に塗ります。フォークの穴を塞ぐように塗ることで、フィリングの水分が染み込むのを防げます。
- さらに180℃で3分焼けば土台の完成です。
3.フィリング
- 白アスパラガスは下の硬い部分を切り落とし、穂先以外を丁寧に剥いて斜めに切ります。緑アスパラも同様に処理します。
- 鍋に水、塩、グラニュー糖、レモン汁、バターを沸騰させ、白アスパラ(穂先以外)を中火で1分茹でます。レモン汁と砂糖を入れることで、白アスパラ特有の苦味が和らぎ、色が綺麗に仕上がります。
- ドライトマトの油を切り、細かく刻みます。これが味のアクセントになります。
- 卵、生クリーム、サワークリーム、調味料、薄力粉をハンドブレンダーで滑らかに混ぜ合わせます。
4.仕上げ
- 空焼きしたタルトに、アスパラとドライトマトをバランスよく並べます。
- 卵液を溢れないように注意しながら注ぎます。
生地の外側に漏れるとサクサク感がなくなるので、オーブンに入れる直前にゆっくり加えるのがコツです。
- 180℃のオーブンで約30分焼きます。
- 焼き上がったら粗熱が取れるのを待ってから型から外します。
完成

アスパラガスのシャキシャキとした食感と、ドライトマトの濃縮された旨みが口いっぱいに広がる、春のごちそうキッシュですね。
キッチンで確認しながら作りたい方は、こちらのレシピカードをご活用ください。

Ingredients
Method
- 柔らかいバターに調味料、卵(半量)、粉類を順に混ぜ、冷蔵庫で1時間寝かせる。
- 厚さ2.5mmに伸ばして型に敷き、重石をして180℃で15分焼く。
- 重石を外し、残り半分の卵液を底に塗ってさらに3分焼き、穴を塞ぐ。
- 白アスパラは皮を剥き、レモン汁等を入れた湯で1分下茹でする。ドライトマトは刻む。
- 卵、クリーム類、粉、調味料をハンドブレンダーで滑らかに混ぜる。
- 具材を並べて卵液を注ぎ、180℃で約30分、こんがり焼く。
まとめ・おすすめの関連記事
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
ドイツの春は本当に短く、この白アスパラガスを楽しめる時期も限られています。だからこそ、手に入ったときには少し手間をかけて、旬の香りを閉じ込めた贅沢なひと皿を囲んでいただけたら嬉しいです。
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