クロワッサンのレシピ|ドイツパティシエマイスターが教える本格作り方

クロワッサンのレシピ・完成写真 パンのレシピ
クロワッサンのレシピ・完成写真
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「一生懸命作ったのに、層が出なくてパンみたいになっちゃった…」

「バターが溶けてしまって、サクサクに焼けない…」

クロワッサン作りで、こんな経験はありませんか?

クロワッサン作りは、確かに工程が多くて最初は「難しそう」と感じてしまうかもしれません。でも、実はプロのちょっとしたコツを知るだけで、おうちのオーブンでも驚くほどサクサクに仕上がるようになるんです。

焼きたてのクロワッサンは、お店では味わえない軽さと香りがあります。
外はパリッと、中は軽く、バターの香りが一気に広がるのが魅力です。

おうちでのパン・お菓子作りをもっと楽しく! motomone bakingでは、クリエイター支援プラットフォーム「Gumroad(ガムロード)」にて、ドイツ本場のパンや伝統菓子を失敗せずに作るための「完全攻略ガイド(PDF版)」を販売しています!

ちょっとしたコツから、専門的な配合の秘密、材料換算表、タイムラインなど、失敗しないためのたくさんの「知識」を詰め込んだ内容になっています。ぜひショップを覗いてみてください。

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今回はフランス産のバターを使って焼きました。パティシエとしていろんな素材を試してきましたが、やっぱり本場の香りは格別です。

もちろん日本やドイツのバターでも美味しく作れます!後半では、「日本で本場の味に近づけるための材料選び」についても詳しくお話しします。

レシピ動画:motomone baking

YouTubeチャンネル <motomone baking> では、記事だけでは伝えきれない「生地の質感」や「手の動き」を詳しく解説しています。

「次はこれを作ってみたい!」というリクエストやご質問も、コメント欄でぜひお聞かせください。気に入っていただけたら、チャンネル登録で応援していただけると嬉しいです!

マイスターの材料帳

-6個分-

【生地作り】
  • 強力粉 90g / 薄力粉 130g
    • ドイツではType 550と405。日本で再現するなら、サクサク感と香りのバランスが良い準強力粉の[リスドォル]をブレンド、または全量使うのがおすすめです
  • グラニュー糖 20g
  • 牛乳 140ml
  • 塩 3g
  • 無塩バター 15g
【折り込み用バター】
  • 無塩バター 125g
    • 今回はフランス産を使用しました。日本で作るなら、少し贅沢ですが、同じようにフランス産バターなどを使うと、驚くほど風味が良くなります
【仕上げ】
  • 卵液: 卵 15g / 牛乳 15ml
  • 艶出し用シロップ: グラニュー糖 大さじ2 / 水 大さじ2

クロワッサン作りで「よくある3つの失敗」

せっかく時間をかけて作ったのに、思い通りの形にならない…そんな時にチェックしてほしいポイントをまとめました。

  1. 層が出ず、断面が「パン」のようになってしまう
    • 主な原因: 折り込み中にバターが溶けて生地に馴染んでしまった、または「粉の払い忘れ」で生地同士が癒着した。
  2. バターが溢れ出し、揚げたような食感になる
    • 主な原因: 発酵温度が高すぎて、焼く前にバターが溶け出している。あるいは、生地の端の密閉が甘い。
  3. 表面が割れたり、中が空洞になったりする
    • 主な原因: 生地とバターの「硬さ」が合っておらず、伸ばす時に中でバターが割れてしまっている。

プロの理論や配合の秘密については、Gumroadのmotomoneショップにて様々なレシピガイドを公開しています。クロワッサン完全版も追加予定ですので、ぜひチェックしておいてください。

失敗を防ぐオススメの道具

クロワッサンを作る際に使用した、オススメの道具をご紹介します!現場の経験から「これがあれば失敗が劇的に減る」というものを厳選しました。以下のリンクから購入できます。

ポケットスケール

理由:パン作り、特にイーストや塩の計量は1g単位で計量するのが基本です。 0.1g単位で測れるスケールを使うだけで、失敗が減ります。

👉[正確な計量で失敗を防ぐ:ポケットスケールはこちら]

ピザカッター

理由: 包丁で押し切りすると、せっかく作った層が断面で潰れて癒着します。スパッと切れるピザカッターの使用をオススメします。

👉[スパッと切れる:ピザカッターはこちら]

シルパン(ベーキングシート)

理由: 下からの熱を効率よく伝え、くっつかない。これを使うだけで、底までサクサク、軽い食感のクロワッサンになります。

👉 [底までサクサクに焼き上げる:シルパンはこちら]

15cm スクエアセルクル(または型)

理由: 折り込み用バターを「正確な正方形」に成形するために使用します。厚みを均一に整えることで、生地の端までバターが行き渡り、どこを食べてもサクサクの層が出来上がります。

👉[バターの厚みを均一に整える:15cmスクエア型はこちら]

【詳細解説】本格クロワッサンの作り方

クロワッサン作りは工程が多いですが、丁寧に一つ一つのステップを、失敗しないクロワッサンに仕上げるために徹底解説します!材料の分量や手順の要約をすぐに確認したい方は、記事の最後にあるレシピカードを活用してください。

1. 生地作り

  1. ボウルに粉類(強力粉・薄力粉・グラニュー糖)とドライイーストを入れ、泡立て器で均一に混ぜます。

​💡 ドイツ在住の方へ:小麦粉の番号(Type)の選び方[こちらの記事]で詳しく解説しています。

  1. 牛乳、塩、柔らかくした無塩バターを加え、粉っぽさがなくなるまでゴムベラで混ぜ、最後は手でひとまとまりにします。
  2. 台に移し、約5分間手ごねします。
  3. 表面を張らせるように丸め、ラップで隙間なく包んで冷蔵庫で一晩寝かせます。

生地が空気に触れると乾燥し、層が割れる原因になります。ピッチリと包んでください。

2. バターの準備

  1. クッキングシートを20㎝の正方形に2枚用意し、15㎝の正方形の折り目を作っておく
  1. 冷たい無塩バターを薄く切り、クッキングシートの上に隙間なく並べます。15cmの枠内に収まるよう調整しましょう。
  2. 2枚目のシートを重ね、15cmの折り目に沿って麺棒で均一な厚さに伸ばします。

ここでバターの厚みにムラがあると、焼き上がりに「層がある場所」と「パンのような場所」の差が出てしまいます。

  1. 伸ばし終えたら、生地に包む直前まで冷蔵庫でしっかり冷やしておきます。

[15cm スクエア型]を使うと「正確な正方形」が作りやすくなり、バターの厚みがきれいに揃います。

3. 折り込み(1回目)

ここがクロワッサン作りで最も重要な「層を作る」工程です。

  1. 冷蔵庫から出した生地を22cmの正方形に伸ばし、ひし形に置いた上に15cmのバターをのせます。空気が入らないよう完全に密閉し、接着面をしっかりくっつけます。
  1. 打ち粉をして、最初は麺棒で軽く叩くようにしてバターを馴染ませてから、ゆっくりと伸ばします。
  2. 余分な粉を刷毛で丁寧に取り除き、角を直角に整えてから「4つ折り」にします。

片方を3分の2、もう片方を3分の1で折り、さらに半分に折ることで、層の偏りを防ぎます。粉をしっかり払うことが、焼き上がりの「層の剥離」を美しくする隠れたポイントです!

  1. ラップをして冷蔵庫で寝かせます。これで生地を休ませ、次の伸ばしをスムーズにします。

4. 折り込み(2回目)

1回目の4つ折りでできた層を、さらに3つ折りにして「12層」のベースを完成させます。

  1. 打ち粉をして、1回目と同様に麺棒で軽く叩いてバターを馴染ませてから伸ばします。
  2. 角が直角になるよう整え、刷毛で余分な粉を隅々まで払い落としてから、3等分に折り重ねます。
  3. ラップに包み、冷蔵庫でしっかり冷やします。この後の「最終的な成形」で生地が縮まないよう、ここでグルテンを完全にリラックスさせることが重要です。

5. 成形

生地の温度を上げないことが成功の鍵です。 「生地が緩んできた」と感じたら冷蔵庫で10分休ませましょう。また、伸びにくい時に無理に伸ばすのは厳禁。少し置くと生地が緩み、層を壊さずスムーズに伸ばせます。

  1. 冷蔵庫から出した生地を、麺棒で叩いてから、30cm×25cmに伸ばします。(厚さ約5mm)
  2. 端を切り落とし、底辺10cmの二等辺三角形になるようカットします。

[ピザカッター]を使うと、包丁よりも生地を引かずに(層を潰さずに)真っ直ぐ切れるので、断面が美しく仕上がります。

  1. カットした生地を一度冷蔵庫で10分休ませます。その間に天板を用意しましょう。

下火をしっかり通すため、あれば「穴あき天板」にシリコンマットを敷くのがベストです。

  1. 生地を優しく引っ張って長さを出し、底辺から「ゆるめに」巻いていきます。

📺 巻き方のコツを動画でチェック 「どのくらいの力加減で引っ張るのか?」「ゆるめってどの程度?」という疑問は、ぜひ[YouTube動画の8分19秒ごろ]を参考にしてください。手の動きを見るのが一番わかりやすいです!

  1. 巻き終わりを下にして並べ、乾燥しないよう布巾をかけて室温で1時間から1時間半発酵させます。

6. 仕上げ

発酵終了の20分前からオーブンを220℃に予熱します。

  1. 卵と牛乳を混ぜ、一度「漉(こ)して」から丁寧に表面に塗ります。
  2. 220℃で5分焼き、生地を一気に膨らませて層を固定させます。その後、180℃に落として中まで火を通し、理想の焼き色になるまで10〜15分じっくり焼き上げます。
  1. 焼いている間に、ボウルにグラニュー糖、水を入れて、レンジでグラニュー糖が溶けるまで温めておきましょう。
  2. 焼き上がりの熱いうちに、レンジで溶かしたシロップを全体に塗ります。これでサクサク感とプロのような輝きが持続します。

完成

ふわふわでザクザク、本場の風を感じるクロワッサンの完成です!

工程が多く、確かに難易度は高いかもしれません。でも、一つひとつの「なぜ?」を理解して向き合えば、誰でも必ず理想の層に出会えます。

キッチンで確認しながら作りたい方は、こちらのレシピカードをご活用ください。

クロワッサンのレシピ・完成写真

レシピカード:クロワッサン

ドイツのパティシエマイスターが教える、本格クロワッサンの完全攻略レシピ。生地の温度管理、バターの正確な折り込み、層を潰さない成形など、サクサクの層を12層作り上げるためのプロの技術を徹底解説します。
Prep Time 40 minutes
Cook Time 20 minutes
Wait Time 12 hours
Total Time 13 hours
Servings: 6 個分
Course: パン
Cuisine: フランス菓子パン

Ingredients
  

【生地作り】
  • 90 g 強力粉
  • 130 g 薄力粉
  • 3 g ドライイースト
  • 20 g グラニュー糖
  • 140 ml 牛乳
  • 3 g
  • 15 g 無塩バター
【折り込み用バター】
  • 125 g 無塩バター
【仕上げ】
  • 15 g
  • 15 ml 牛乳
  • 大さじ2 グラニュー糖
  • 大さじ2

Method
 

  1. 材料を混ぜ5分こねる。丸めてラップに包み、冷蔵庫で一晩(約10時間)寝かせる。
  2. 15cm正方形にバターを整え、使用直前まで冷やしておく。
  3. 生地でバターを密閉し、4つ折りを1回、3つ折りを1回行う。各工程間で必ず冷蔵庫で30分以上休ませる。
  4. 生地を30cm×25cmに伸ばし、二等辺三角形にカット。底辺からゆるめに巻く。
  5. 室温で1.5時間発酵後、220℃で5分、その後180℃に下げて15分焼く。熱いうちにシロップを塗る。

まとめ・おすすめの関連記事

もし今回の挑戦で、motomone bakingのレシピに興味を持っていただけたなら、ぜひYouTubeチャンネルmotomone bakingをチェックしてみてください。

さらに深い理論や、失敗しないための詳細な数値をまとめた完全攻略PDFガイド(Gumroad)もご用意しています。本場ドイツのパンやお菓子作りを、より本格的に作るお手伝いができれば嬉しいです。

さらにドイツ本場の食卓を覗いてみませんか?定番のプレッツェルからドイツパンらしいライ麦パンまで、ドイツの食事パン10選をご紹介します。
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折り込み生地を使用したパンのレシピ

ぜひ、ご自宅で最高のクロワッサンを朝食に楽しんでください!

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