ドイツのスーパーの棚で見かける「Speisestärke(シュパイゼシュテルケ)」という白い粉。
「とろみ付けに使う粉かな?」
「片栗粉やコーンスターチと何が違うの?」
と疑問に思ったことはありませんか?
実はこのSpeisestärke、料理のとろみ付けだけでなく、ドイツの伝統的なケーキやカスタードクリームを作る際にも欠かせない「食感作りの大切な食材」なんです。
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今回は、知っておくと日々のキッチンワークやお菓子作りが格段に楽しくなる、ドイツの「Speisestärke」の役割や、日本の片栗粉・コーンスターチとの違い、そしておすすめの活用レシピまで詳しくお届けします。
この記事では、
- ドイツのキッチンを支える「Speisestärke」の正体
- コーンスターチと片栗粉(ポテトスターチ)の違いと使い分け
- おうちで美味しく作れるおすすめレシピ3選と失敗しない使い方のコツ
について丁寧に紐解いていきます。ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
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ドイツのSpeisestärke(でんぷん粉)とは?

ドイツのSpeisestärkeについて簡単にまとめると…
- メインの活躍場所:
- ケーキ生地から、カスタードやプリンのベース、ソースのとろみ付けまで幅広くカバーします。
- 小麦粉との違い:
- グルテンを含まないため、小麦粉の一部と置き換えることで「ホロホロとした軽い食感」や「なめらかな口当たり」を生み出してくれます。
ドイツ語の「Stärke」は「でんぷん」という意味で、「Speise」は「食品・料理」を指します。
つまり「料理用でんぷん粉」という意味の総称です。
一般的にドイツのスーパーで「Speisestärke」として売られているものの多くは、とうもろこしから作られる「Maisstärke(コーンスターチ)」です。
小麦粉と違ってグルテンを作らないため、お菓子作りに加えることで生地の重さを抑え、口の中でやさしく解けるような独特の食感を作ることができます。
主な種類と日本の材料との違い
ドイツでは、主に以下の種類のでんぷん粉を手に入れることができます。用途に合わせて選んでみてくださいね。
- Maisstärke(コーンスターチ/一般的なSpeisestärke):
- ケーキやクッキーなどの焼き菓子、カスタードクリーム、ソースのとろみ付けに。冷めてもとろみが安定するのが特徴です。ドイツの一般的なSpeisestärkeで、スーパーで買うことができます。
- Kartoffelstärke(ポテトスターチ/じゃがいもでんぷん):
- 日本の「片栗粉」に最も近い粉です。透明感のある強めのとろみがつくため、和風の餡かけや中華料理に向いています。アジア食材を扱っているお店によく置いてあります。
- Weizenstärke(小麦でんぷん):
- 小麦からグルテンを取り除いたでんぷんで、より繊細な食感を出したい特殊なお菓子や料理に使われます。あまり一般的なスーパーにはおいていない印象がありますが、プロの現場で使われることが多いですね。
おうちで、ドイツ菓子や料理を再現したい場合は、ドイツでは黄色の箱でおなじみの「Maisstärke(Speisestärke)」=コーンスターチを選べば間違いありません。

日本での代用方法
日本で再現する場合は、スーパーで手に入る「コーンスターチ」を使えば全く同じ仕上がりになります。とろみをつける目的であれば「片栗粉」でも代用可能です。
現地での価格と暮らしの背景

ドイツでは、Speisestärke(Mondaminなどの有名ブランドやスーパーのプライベートブランド)は400g〜500g入りの箱で販売されています。
価格はおよそ1〜2.5ユーロ前後(約190〜470円前後)と手頃です。
お菓子作りだけでなく、日曜日の家族ランチでロースト肉のソース(Soße)にとろみをつけたり、季節のフルーツを煮詰めてルバーブやチェリーのコンポートを作ったりと、ドイツの家庭のパントリーには必ず一箱置いてある身近な存在です。
知っておくと便利な「使い方のコツと代用」
Speisestärkeを料理やお菓子作りで使う際、知っておくと失敗しないポイントがあります。
- ダマを防ぐ溶かし方:
- 温かい液体に直接入れると一瞬で固まってダマになります。必ずあらかじめ冷たい水や牛乳でしっかり溶かしてから温かい鍋に加えてくださいね。
- クッキーやケーキのホロホロ食感アップ:
- おうちでクッキーやスポンジケーキを焼く際、レシピの小麦粉の10%〜20%をSpeisestärkeに置き換えるだけで、より軽いホロホロ食感に仕上がります。
Speisestärkeを活用したオススメレシピ3選
Speisestärkeの特性を活かした、おすすめのレシピを3つご紹介します。
① 「Sandkuchen(ザントクーヘン)」

難易度★★☆☆☆
「Sand(砂)」という名前の通り、お口の中でホロホロと優しく崩れて解ける食感が魅力の伝統的パウンドケーキです。小麦粉の一部をSpeisestärkeに置き換えることでグルテンの生成を抑え、この独特の軽やかな口溶けが生まれます。
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② 「Mandarinen Schmandkuchen(マンダリーネ・シュマンドクーヘン)」

難易度★★★☆☆
ドイツの家庭で大人気の、みかんとシュマント(発酵乳製品)を使ったケーキです。Speisestärkeをクリーム状のフィリングに加えることで、焼き上がりの水分をしっかり抱え込み、カットした時にだれず、口当たりがとても滑らかでリッチに仕上がります。
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③ 「Kardinalschnitten(カーディナルシュニッテン)」

難易度★★★☆☆
カトリック枢機卿の服に見立てた、黄色(スポンジ生地)と白色(メレンゲ生地)のストライプ模様が美しい伝統菓子です。繊細なメレンゲ生地に少量のSpeisestärkeを加えることで、メレンゲの泡を安定させ、焼いた後も「ふわっ・しゅわっ」とした最高の食感を保つことができます。
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よくある質問 Q&A
- Q日本の片栗粉の代わりにSpeisestärke(Maisstärke)で餡かけを作れますか?
- A
使えますが、片栗粉に比べるととろみのつき方が弱く、少し白っぽく濁る特徴があります。しっかりした透明感と強めの「あん」を作りたい場合は、Kartoffelstärke(じゃがいも澱粉)を選ぶのがおすすめです。
- Q温かいソースに入れたのに、とろみがつきません。なぜですか?
- A
コーンスターチはしっかり沸騰させて熱を通すことで初めて充分なとろみが生まれます。軽く温めるだけでなく、フツフツと一煮立ちさせるのがポイントです。
- Qグルテンフリーのお菓子作りに使えますか?
- A
はい、Maisstärke(コーンスターチ)やKartoffelstärkeはグルテンフリーですので、小麦アレルギーの方やグルテンを控えたい方のお菓子作りにも安心して活用いただけます。
まとめ:キッチンの頼れる相棒として
現地の厨房や製菓の現場でも、Speisestärkeは生地の質感やクリームの固さをコントロールするための「なくてはならない万能な相棒」として扱われています。
「ただのとろみ付け」と思われがちな粉ですが、その特性を少し知っておくだけで、おうちで焼くケーキの口溶けや、クリームのなめらかさがワンランクアップしますよ。
ぜひ、おうちのキッチンでもこのSpeisestärkeを活用して、美味しいドイツ菓子や料理に挑戦してみてくださいね😊
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