ドイツのパン屋さんやケーキ屋さんのウィンドウをのぞくと、ふんわり甘い香りと一緒に目に飛び込んでくる、かわいらしい三日月型のお菓子「マンデルヘルンヒェン(Mandelhörnchen)」。

ドイツのお菓子は日本に比べてとても大きいので、かわいらしいとは言えないかもしれません笑
外側はスライスアーモンドがカリッと香ばしく、一口かじると中はマジパン特有のしっとりモチモチとした食感。アーモンドの豊かな風味が口いっぱいに広がって、一度食べたら忘れられないおいしさです。
👉 [マジパン・ローマッセ徹底攻略!選び方と扱い方のコツはこちら]
今回は、そんな本場のマンデルヘルンヒェンを、おうちで手軽に作れるレシピにアレンジしました。本場よりもお砂糖を控えめに調整し、さらに小麦粉を使わないグルテンフリーで仕上げています。
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レシピ動画:マンデルヘルンヒェンの作り方
YouTubeチャンネル 『motomone baking』 では、言葉では伝えきれない「生地のまとめ方」や「三日月型への成形のコツ」、「アーモンドを綺麗にまぶすポイント」を詳しく解説しています。
「次はこれを作ってみたい!」というリクエストやご質問も、コメント欄でぜひお聞かせください。気に入っていただけたら、チャンネル登録で応援していただけると嬉しいです!
マイスターの材料帳|マンデルヘルンヒェンの材料
-6〜7個分-
【生地(マクローネンマッセ)】
- マジパン・ローマッセ:200g
- グラニュー糖:80g
- 卵白(Mサイズ):1個分(約30g)
【トッピング・仕上げ】
- スライスアーモンド:50〜80g
- クーベルチュールビターチョコレート:50〜80g
ドイツパティシエがオススメするマジパン
マジパンは、ドイツ菓子においてデコレーションから生地のコク出しまで、幅広く活躍する大切な素材です。ですが、日本だけでなく、実は本場ドイツでも「甘さや独特の風味が少し苦手」という方がいらっしゃいます。
今回のレシピは、そんな方にこそ試してほしい「重すぎず、香りを心地よく楽しめるバランス」にこだわりました。そのために最も重要なのが、マジパン選びです。
1. 素材として使える「マジパン・ローマッセ」
このレシピで使用しているのは、細工用(デコレーション用)の甘いマジパンではなく、「マジパン・ローマッセ」という製菓用の原料です。
砂糖が控えめでアーモンドの油脂分が豊富なため、口に入れた時の香りが非常に上品です。
2. 本場ドイツが誇る最高峰のブランド
ドイツでマジパンと言えば、やはり世界的に有名な聖地「リューベック(Lübeck)」のものが挙げられます。中でも、圧倒的な品質を誇るのが「ニーダーエガー(Niederegger)」。アーモンドの含有率が高く、香料に頼らない天然の深い香りは、一度味わうとマジパンの概念が変わるほどです。
👉 [ドイツパティシエが厳選したリューベックのマジパン(Amazon)]
材料選びで迷ったら、リューベックのマジパンを使うことをオススメします。
マンデルヘルンヒェンの失敗を防ぐオススメの道具
マンデルヘルンヒェンを作る際に愛用している、オススメの道具をご紹介します!現場の経験から「これがあれば失敗が劇的に減る」というものを厳選しました。
木目調デジタルスケール
理由: 動画でも使用しているこのスケールは、機能性はもちろん、キッチンに置くだけでモチベーションが上がるデザインも気に入っています。
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ゴムベラ
理由:重みのあるマジパン生地は木べらでは混ぜにくく、ボウルにも残りやすいです。適度なコシのあるシリコン製ゴムベラを使うと、生地を無駄なく綺麗に集められて作業がかなり楽になります。
非接触赤外線温度計(チョコレートのテンパリング用)
理由:仕上げのコーティングチョコをツヤ良く仕上げるテンパリング作業に欠かせません。非接触の赤外線タイプなら、チョコに直接触れずに一瞬で正確な温度が測れるため、拭き取りの手間もなく非常に衛生的に作業が進められます。
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アイススクープ(ディッシャー)
理由:粘り気のあるマジパン生地を手で丸める前に、すべて同じ量にすばやく均等分けするために使用します。大きさを揃えて焼くことで焼きムラを防ぎ、仕上がりの見た目も綺麗に揃います。
👉 [生地の均等分けに便利:おすすめのアイススクープはこちら]
【詳細解説】マンデルヘルンヒェンの作り方
ここからは、各工程のポイントを詳しく解説します。分量や手順の要約をすぐに確認したい方は、記事の最後にあるレシピカードを活用してくださいね。
1. 下準備
- 天板にクッキングシートを敷いておきます。
- バットや平皿にスライスアーモンドを広げておきます。
2. 生地作り(マクローネンマッセ)
- ボウルにマジパン・ローマッセを手で細かくちぎって入れます。
- グラニュー糖と卵白を加え、ヘラや手を使ってダマがなくなるまで滑らかに練り混ぜます。
- マジパンと液状の材料がしっかり馴染み、少ししっとりとしたまとめやすい生地になれば仕込み完了です。

3. 成形とトッピング
- 生地を、一つずつ(1個あたり約45g目安)に分けて、広げておいたアーモンドスライスの上に置き、表面にスライスアーモンドをしっかり押し付けるように成形します。
アイススクープを使うと、簡単に同じ大きさに揃えられるのでオススメです!
成形するときは、転がして長さ10〜12cmほどの棒状に伸ばし、両端を少し細くしておくと美しい仕上がりになります。
- 曲げて綺麗な三日月型に整え、クッキングシートを敷いた天板に間隔を空けて並べます。

- 180℃に予熱したオーブンで約12〜15分間焼き上げます。
4. 焼成とチョコレートコーティング
- 焼き上がったら、完全に冷めるまで天板の上で置いておきます。
熱いうちは非常に崩れやすいため触らないように注意してください。
- 完全に冷めたら、湯煎で溶かしたクーベルチュールビターチョコレートを用意します。
- マンデルヘルンヒェンの両端(角の部分)を溶かしたチョコレートにチョンと浸してコーティングし、シートの上でチョコが完全に固まるまで置きます。
完成

マジパンとアーモンドのカリカリ感がぴったりの焼き菓子ですね。チョコレートはお好みで省略してもOKです。
キッチンで確認しながら作りたい方は、こちらのレシピカードをご活用ください。

【レシピカード】マンデルヘルンヒェン
Ingredients
Method
- ボウルに手で細かくちぎったマジパン・ローマッセ、グラニュー糖、卵白を入れ、ダマがなくなるまで滑らかに練り混ぜる。
- 生地をアイススクープ等で6〜7等分(1個約45g)に分け、広げておいたスライスアーモンドの上に置く。手で転がして長さ10〜12cmほどの棒状(両端を少し細く)に伸ばしながら、表面にアーモンドをしっかり押し付ける。
- 両端を曲げて綺麗な三日月型に整え、クッキングシートを敷いた天板に間隔を空けて並べる。180℃に予熱したオーブンで約12〜15分間、きつね色になるまで焼き上げる。
- 焼き上がったら触らずに天板の上で完全に冷ます。テンパリングしたビターチョコレートに、両端を浸してコーティングし、チョコが完全に固まるまで置く。
まとめ・おすすめの関連記事
最後までご覧いただき、ありがとうございます!
香ばしいアーモンドとほろ苦いビターチョコレート、そしてマジパン生地の組み合わせは、あまり日本では馴染みのない味なので、少しびっくりしますが、癖になる味です。
小麦粉不使用(グルテンフリー)なので、体にやさしいおやつとしてもぴったりですね。現地のレシピと比べても、砂糖は控えめにしています。
マジパンを使ったドイツの本格レシピ
コーヒーにぴったりの甘いお菓子です。マジパン好きな方はぜひ試してみてください。
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