春の訪れを感じるイースターの時期、ドイツのケーキ屋さんでよく見かけるのが「にんじんケーキ」です。
もともとはスイス・アールガウ州で誕生したRüblikuchen(リューブリクーヘン)というお菓子ですが、今ではドイツ全土やヨーロッパ各地で愛されています。ドイツ語では、地域によってKarottenkuchen(カロッテンクーヘン)やMöhrenkuchen(ミューレンクーヘン)とも呼ばれます。
一年中親しまれているケーキですが、イースターには「うさぎの大好物のにんじん」にちなんで、可愛らしいデコレーションを施したものが特に人気です。今回は、マジパンで作った小さなにんじんとうさぎを飾り、春らしく仕上げました。
おうちでのパン・お菓子作りをもっと楽しく! motomone bakingでは、クリエイター支援プラットフォーム「Gumroad(ガムロード)」にて、ドイツ本場のパンや伝統菓子を失敗せずに作るための「完全攻略ガイド(PDF版)」を販売しています!
ちょっとしたコツから、専門的な配合の秘密、材料換算表、タイムラインなど、失敗しないためのたくさんの「知識」を詰め込んだ内容になっています。
ぜひショップを覗いてみてください。
※本ページはプロモーションが含まれています。
レシピ動画:motomone baking
YouTubeチャンネル <motomone baking> では、作り方を動画でも詳しく解説しています。生地の混ぜ方やアイシングの仕上げ方、マジパン細工の流れは、動画の方が分かりやすいのでぜひ参考にしてください。
「次はこれを作ってみたい!」というリクエストやご質問も、コメント欄でぜひお聞かせください。気に入っていただけたら、チャンネル登録で応援していただけると嬉しいです!
マイスターの材料帳
-15cmホールケーキ型:1台分-
【ケーキ生地】
- にんじん: 100g(細かくすりおろしたもの)
- レモン汁: 大さじ1
- 薄力粉: 45g
- ベーキングパウダー: 小さじ1/2
- アーモンドパウダー: 80g(ナッツパウダーでも代用可能です)
- グラニュー糖(または砂糖): 60g
- 卵: 2個(卵白と卵黄に分けておきます)
- 塩: ひとつまみ
【アイシング】
- 粉砂糖: 100g
- レモン汁: 大さじ1
- 水: 大さじ1
【マジパン細工・仕上げ】
- マジパン: 約100g
- 着色料(オレンジ・緑): 適宜
- ココアパウダー・アイシング・チョコレート: 適宜(装飾用)
- ピスタチオ: 適量
- 水: 適量
にんじんケーキ作りで「よくある3つの失敗」
「レシピ通りに作ったはずなのに……」と悩む方にチェックしてほしいポイントです。
- 生地がベタつき、中が半生に見える
- 主な原因: にんじんの水分量過多、または焼き時間の不足。
- アイシングが乾燥せず、ベチャベチャになる
- 主な原因: 水分(レモン汁・水)の入れすぎ、または乾燥不足。
- 生地が膨らまず、口当たりが重く硬い
- 主な原因: 卵白の泡立て不足、または混ぜ合わせの際の気泡の潰しすぎ。
プロの理論や配合の秘密については、Gumroadのmotomoneショップにて様々なレシピガイドを公開しています。ぜひチェックしてみてください。
失敗を防ぐオススメの道具
にんじんケーキを作る際に使用した、オススメの道具をご紹介します!現場の経験から「これがあれば失敗が劇的に減る」というものを厳選しました。以下のリンクから購入できます。
15cmホールケーキ型(底取れタイプ)
理由:しっとりした繊細な生地を崩さず取り出すため、底が抜けるタイプがオススメです。
ハンドミキサー
理由: メレンゲの泡立てはもちろん、付属の「ニーダー」に付け替えれば、パン生地のこね作業もこなせる万能な一台です。
👉 [パン捏ねも、泡立ても。ドイツ設計の万能ハンドミキサーはこちら]
パレットナイフ(オフセットタイプ)
理由:アイシングを最小限の回数で平滑に広げるための道具です。何度も触りすぎてアイシングが割れるのを防ぎ、美しく仕上げるために重宝します。
👉 [美しく仕上げる:しなやかで使いやすいパレットナイフはこちら]
チーズグレーター(おろし金)
理由:にんじんを「細かく、かつ水分を出しすぎず」すりおろすための必須道具です。この絶妙な削り具合が、生地のしっとり感と食感の良さを生み出します。
【詳細解説】にんじんケーキの作り方
ここからは、各工程のポイントを詳しく解説します。材料の分量や手順の要約をすぐに確認したい方は、記事の最後にあるレシピカードを活用してください。
1. 生地作り
- にんじんの皮をむいてすりおろし、レモン汁を加えて混ぜておきます。
- 薄力粉、ベーキングパウダーをふるい、アーモンドパウダーと合わせて泡立て器で均一に混ぜておきます。
- 卵黄に半量の砂糖を加え、白っぽくなるまでハンドミキサーで泡立てます。ここににんじんを加え、ゴムベラで一体化させます。
- 別のボウルで卵白に塩を加え、残りの砂糖を3回に分けて投入しながら、角がピンと立つまで泡立てます。

- メレンゲをにんじんのボウルに3回に分けて加えます。1回目はしっかり混ぜ、2回目以降は「下からすくうように」丁寧に。最後に粉類を合わせ、泡を潰さないよう手早く混ぜます。
- 用意した型に流し込み、180℃で30分焼きます。

- 焼き上がったら「逆さま」にして粗熱を取ります。
こうすることで表面が真っ平らになり、デコレーションが格段に美しくなります。
2.アイシング作りとコーティング
- 粉砂糖にレモン汁と水を加え、トロトロの状態になるまで練り合わせます。
- パレットナイフを使い、ケーキの上面を平滑に塗ります。
- 余ったアイシングを絞り出し袋に入れ、先端をわずかに切って側面に少しずつ垂らします。

お好みの「垂れ具合」に調整するのが、手作りならではの楽しさです!
- 冷蔵庫には入れず、常温の涼しい場所で完全に固まるまで待ちます。

3. マジパン細工と仕上げ
- マジパンに着色料を加え、にんじんとうさぎの形を作ります。細かな造形や表情の作り方は、ぜひ動画を参考にしてみてください。
- ケーキの中央に型を置き、ピスタチオを敷き詰めてグリーンのアクセントを作ります。
- 位置を決めたら、マジパンの裏に少量の水を筆で塗り、アイシングの上に固定して完成です。

完成

にんじんがたっぷり入っていますが、独特の苦みや臭みは全くありません。アーモンドパウダーのやさしい香りがほのかに漂い、にんじん本来の自然な甘みがしっかりと感じられます。
キッチンで確認しながら作りたい方は、こちらのレシピカードをご活用ください。

スイス生まれ・ドイツでも親しまれるにんじんケーキ(Rüblikuchen)
Ingredients
Method
- 型に紙を敷き、オーブンを180℃に予熱。にんじんはすりおろしてレモン汁と混ぜます。
- 卵黄に砂糖(半量)を加え白っぽくなるまで泡立て、にんじんを加えて混ぜます。
- 卵白に塩と残りの砂糖を3回に分けて加え、角が立つまでしっかり泡立てます。
- 卵黄生地にメレンゲを3回に分けて合わせ、粉類をふるい入れ、泡を潰さず混ぜます。180℃で30分焼き、逆さまにして冷まします。
- アイシングを上面と側面に垂らし、完全に固まったらマジパンとピスタチオを飾ります。
まとめ・おすすめの関連記事
もし今回の挑戦で、motomone bakingのレシピに興味を持っていただけたなら、ぜひYouTubeチャンネル「motomone baking」をチェックしてみてください。
さらに深い理論や、失敗しないための詳細な数値をまとめた「完全攻略PDFガイド(Gumroad)」もご用意しています。本場ドイツのパンやお菓子作りを、より本格的に作るお手伝いができれば嬉しいです。
ドイツのイースターをさらに楽しみたい方は、ぜひこちらの記事も合わせて読んでください。あまり日本では一般的ではない、ドイツのイースターの楽しみ方をご紹介しています。
👉 [ドイツ生活:本場のイースター(復活祭)の過ごし方と伝統行事]
ドイツのイースターを楽しむ菓子やパンの関連レシピ
春の訪れを感じるイースターのティータイムに、ぜひこのにんじんケーキを焼いてみてください。やさしい甘さとアーモンドの香りが、食卓をぐっと華やかにしてくれます。

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