【ドイツのプルーン】ツヴェッチゲンとフラウメンの違い・活用レシピ

ドイツのプルーン「ツヴェッチゲン」とは? ドイツ食材ノート
ドイツのプルーン「ツヴェッチゲン」とは?
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ドイツで夏の終わりを感じる風物詩のフルーツ、「Zwetschgen(ツヴェッチゲン)」。

このフルーツが店頭に売られ始め、焼き立てのドイツ風プルーンケーキがパン屋さんやお菓子屋さんの店頭に並び始めると、「夏が終わり、いよいよ秋が近づいてきたな」と季節の移り変わりを感じますね。

「ツヴェッチゲンって普通のプラムと何が違うの?」
「ケーキ作りに向いているのはどっち?」
「種取りや下処理のコツは?」

今回は、そんなツヴェッチゲンの基礎知識から、普通のプラム(Pflaumen)との違い、ケーキ作りでの扱い方、おすすめ活用レシピまで詳しくお届けします。

ドイツ風プルーンケーキの作り方はこちら

この記事では、

  • ツヴェッチゲン(Zwetschgen)とフラウメン(Pflaumen)の違い
  • ケーキ作りに適している理由と種取りのコツ
  • 美味しい保存方法と南ドイツの伝統的な食べ方
  • おうちで作れるオススメレシピ3選

ぜひ最後まで読んでくださいね!

Zwetschgen(ツヴェッチゲン)とは?

夏の終わりから初秋にかけて出回る、旬のプルーンです。

  • 読み方
    • Zwetschge
      (複数形:Zwetschgen/ツヴェッチゲン)
  • 特徴
    • 小ぶりで少し細長い楕円形。
    • 皮は暗い青みのある紫色
    • 果肉は黄色く硬めでしっかり

ちなみに、ドイツのスーパーで見かけるツヴェッチゲンはドイツ産はもちろん、モルドバ産などの輸入品も多く並んでいます。

旬の時期になると、ドイツの製菓店ではこのツヴェッチゲンを使ったケーキが大量生産されます。

種取り作業は機械化されていることも多いですが、ケーキの上にぎっしりと並べるのは今でも職人の手作業です。

修業時代、毎日黙々と並べ続けた思い出のフルーツでもあります(笑)。

▼ 日本でも手に入る新鮮なプルーン

同様に夏の終わりに一瞬だけ出回る黄金色の果実「ミラベル」については、こちらの記事で詳しく解説しています!

👉 [黄金色のフルーツ「ミラベル」についてはこちら]

決定的な違い!ツヴェッチゲン vs フラウメン

ドイツには「プルーン・プラム」と訳される果物が2種類あります。それぞれの違いと使い分けをまとめました。

項目Zwetschgen
(ツヴェッチゲン)
Pflaume
(フラウメン)
出回る時期夏の終わり〜秋(期間限定)通年(スーパー等で購入可能)
形状小ぶりな楕円形まあるい球体(桃のような凹みあり)
皮・果肉の色皮:暗い青紫
果肉:黄色
皮:明るい赤紫
果肉:薄い赤〜ピンク
水分量と食感水分が少なく、果肉が硬め水分が多くジューシー、果肉が柔らかい
味の特徴キリッとした甘酸っぱさしっかりとした甘み
おすすめ用途焼き菓子(ケーキ)またはコンポート生食、あるいはジャム

なぜツヴェッチゲンがケーキ作りに最適なのか?

ツヴェッチゲンは水分量が少なく果肉が崩れにくいため、オーブンでじっくり焼いても生地が水っぽくならず、焼き上がりの断面が美しく仕上がります。

さらに、焼き上げることで甘みと甘酸っぱい果汁がぎゅっと凝縮されるのが特徴です。

ツヴェッチゲンの扱い方と保存のポイント

① 選び方と熟成の見極め

少し指で押したときに「ほんのり柔らかさがある状態」が完熟のサインです。

硬すぎる状態だと種が取りにくく、ケーキに焼き上げても甘みが引き立ちにくくなります。

昔、熟していないカチカチに硬いツヴェッチゲンの種を取ろうとして手を滑らせ、指をケガしてしまったことがあります…

下処理の際は気をつけましょう!

② 保存方法
  • 冷蔵保存
    • 冷蔵庫に入れれば、約1週間持ちます。
  • 冷凍保存
    • 縦半分にカットして必ず種を取り除いてからジップロックに入れて冷凍します。使う時は解凍せず、凍ったまま生地に並べて焼けばOKです。

motomoneおすすめ活用レシピ3選

ツヴェッチゲン(または乾燥プルーン)の魅力を存分に味わえる、人気の活用レシピをご紹介します!

① 「Zwetschgenkuchen
ドイツ風プルーンケーキ)」

難易度★☆

まさに秋の訪れを告げる定番中の定番ケーキです。通常は半分に切ったツヴェッチゲンを斜めに並べていくのですが、このレシピでは花のように美しく敷き詰める並べ方のコツも解説しています。

動画を見る(YouTube) / 📄 レシピ記事はこちら

② 「Früchtebrotドイツ風ベラベッカ)」

難易度☆☆

プルーンをはじめ、たっぷりのドライフルーツとナッツをスパイス生地でギュッと包んで焼き上げる伝統菓子です。クリスマスシーズンや、薄くスライスしてチーズの付け合わせにするのにも最高の一台です。

動画を見る(YouTube) / 📄 レシピ記事はこちら

③ 「Joulutorttu(ヨウルトルットゥ)」

難易度☆☆

風車のような形が愛らしい北欧のパイ菓子です。サクサクの生地の中央に、伝統的なプルーンジャムを絞って焼き上げます。果実の酸味がバター香る生地と相性抜群です。

動画を見る(YouTube) / 📄 レシピ記事はこちら

よくある質問 Q&A

Q
種を綺麗に取るコツはありますか?
A

縦にぐるりとナイフを入れ、ひねるのがコツです!

アボカドのように果実の縦方向にぐるりと刃を入れ、両手で軽くひねると綺麗に半分に割れます。

Q
日本でツヴェッチゲンが手に入らない場合、何で代用できますか?
A

国産の生のプラム(すもも)や、冷食・缶詰のプルーンで代用できます。

日本で手に入る生のプラムを使う場合は、少し硬めで甘酸っぱさのある品種を選ぶと、本場ツヴェッチゲンクーヘンの味に近く仕上がります。

Q
ケーキ以外での美味しい食べ方はありますか?
A

コンポートやヨーグルト合わせが最高です!

キリッとした酸味があるので、軽く砂糖とシナモンで煮詰めた「コンポート」にしたり、フレッシュなまま切って無糖ヨーグルトに和えて食べるのもおすすめです。

まとめ:ツヴェッチゲンで秋の訪れを楽しもう

ドイツの旬の味覚「ツヴェッチゲン(Zwetschgen)」についてご紹介しました。

南ドイツやオーストリアでは、この時期に水を使わずにツヴェッチゲンをシナモンや砂糖とじっくり煮詰めた「Zwetschkenröster(ツヴェッチケンルスター)」という甘酸っぱいコンポートを作り、温かいスイーツに添えて食べる文化も有名ですね。

ごく短い期間しか出回らない旬の果実なので、見かけた際は手にとって、ドイツの短い秋を楽しんでください!

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