ドイツの乳製品⑤【シュマントSchmand編】

ドイツ生活
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ドイツで販売されているサワークリームには数種類ありますが、Schmand(シュマント)もそのうちの一つです。

日本では一般的に知られている食材ではありませんが、ドイツでは、ケーキから料理まで万能に使える食材ですね。

今回はあまり知られていない、シュマントについてまとめてみました。

<結論:Schmandとは>
ドイツで一般的な
いろいろな用途のあるサワークリーム

シュマントとは?

Schmand(シュマント)はサワークリームの1種で、ドイツのスーパーで普通に買うことのできる、とても一般的な食材です。

特徴をまとめると

  • 脂肪分
    • 20%〜29%
  • テクスチャ
    • スプーンですくえる程度の固さで、クリーミー
    • サワークリームより軽く、コクがあり、酸味は控えめで、クセが少なくて食べやすい

シュマントの用途

シュマントはケーキだけではなく、料理にも使える万能食材です。

  • ケーキ/お菓子
    • Schmandkuchen(シュマントクーヘン)と呼ばれる、シュマントをメインに使ったケーキもある
    • フルーツ、クランブル、クワルクと組み合わせることが多い
  • ソースやスープ、サラダなど
    • クリームソースやスープの最後に加え、コクを出すために使われることも
    • 野菜と和えて、サラダにする
    • フラムクーヘンのサワークリームのかわりに使われることもある
  • ディップやトッピング
    • 生野菜をつけて食べる、ディップとして使われる
    • ジャーマンポテトやフライドポテトに添えて出されることもある

他のサワークリームとの違い

ドイツには大きく分けて、3種類のサワークリームがスーパーで販売されています。

  • Saure Sahne(ザウレザーネ)
    • 脂肪分10%から15%
    • 酸味が強め
  • Creme Fraiche(クレームフレッシュ)
    • 脂肪分30%から40%
    • クリーミーで濃厚

シュマントは脂肪分で言うと、ちょうど真ん中ですね🤔

日本での代用方法

シュマントは僕の調べた限りでは、日本では販売されていないようです。これはクワルクと一緒ですね。

ドイツの乳製品③【クワルクQuark編】
クワルク(Quark)とは何か知っていますか?ドイツで愛されるフレッシュチーズの魅力と、家庭で簡単に作れるおすすめレシピと合わせて詳しく紹介します!

代用方法としておすすめは、サワークリームとヨーグルトを混ぜると、シュマントと似た味になります。

僕の紹介しているレシピでも、このように代用しているので、ぜひ参考にしてみてください!

他のドイツ語圏では通じない?

実はシュマントという名称は、オーストリアやスイスなどでは通じないそうです。

その地域では、サワークリームをSauerrahm(ザウアーラーム)やSauerhalbrahm(ザウアーハルプラーク)と呼び、それらが一番シュマントに近いそうです。

まとめ

シュマントはドイツ料理やお菓子になくてはならない食材です。

残念ながら、日本で入手するのは難しいと思いますが、もし手に入るようならば、ぜひケーキや料理に使用してみてください。

特にシュマントクーヘンは、食べやすくてクセも少ないので、オススメのドイツケーキの一つです。ぜひお試しください!

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