ポルトガルのリスボンで生まれ、今や世界中で愛されている伝統菓子、パステル・デ・ナタ(Pastel de Nata)。
マカオや香港では「エッグタルト」として親しまれていますが、今回はポルトガル本場の「強めの焼き色」と「重層的なサクサク感」にこだわって再現しました。
ドイツでもパステル・デ・ナタは人気が高く、街のベーカリーやスーパーの冷凍食品コーナーでも見かけるほど身近なお菓子です。
ドイツでもパステル・デ・ナタは人気が高く、街のベーカリーやスーパーの冷凍食品コーナーでも見かけるほど身近なお菓子です。
卵黄を贅沢に使用するため、マカロン作りで余った卵黄の消費レシピとしても非常に優秀です。
おうちでのパン・お菓子作りをもっと楽しく! motomone bakingでは、クリエイター支援プラットフォーム「Gumroad(ガムロード)」にて、ドイツ本場のパンや伝統菓子を失敗せずに作るための「完全攻略ガイド(PDF版)」を販売しています!
ちょっとしたコツから、専門的な配合の秘密、材料換算表、タイムラインなど、失敗しないためのたくさんの「知識」を詰め込んだ内容になっています。ぜひショップを覗いてみてください。
※本ページはプロモーションが含まれています。
パステル・デ・ナタとは?その数奇な起源
パステル・デ・ナタは、18世紀以前にリスボンのジェロニモス修道院で生まれたと言われています。 当時、修道院では衣類のアイロンがけの「糊(のり)」として大量の卵白が使われていました。
その結果、残ってしまう大量の卵黄。 この「余った卵黄をいかに無駄にしないか」という切実な背景から誕生したのが、この濃厚なカスタード菓子なのです。
1837年には、現在もリスボンで大行列を作る名店「パステイス・デ・ベレン」が創業し、修道院から伝承されたレシピを今も門外不出の秘伝として守り続けています。
レシピ動画:motomone baking
YouTubeチャンネル <motomone baking> では、記事だけでは伝えきれない「生地の質感」や「手の動き」を詳しく解説しています。
「次はこれを作ってみたい!」というリクエストやご質問も、コメント欄でぜひお聞かせください。気に入っていただけたら、チャンネル登録で応援していただけると嬉しいです!
マイスターの材料帳
-直径7cm・高さ2cmの型:約6〜8個分-
【カスタード液】
- シロップ用
- 水:40ml
- グラニュー糖:80g
- シナモンスティック:1本
- レモンの皮(すりおろし):1/2個分
- ベース用
- 薄力粉:10g
- 牛乳(粉を溶く用):20ml
- 牛乳:120ml
- 卵黄:3個分
【生地・仕上げ】
- パイシート:1枚(約20cm × 25cm × 厚さ2mm)
- ※市販の冷凍パイシートでも代用可能です。
- トッピング(お好みで)
- 粉砂糖:適量
- シナモンパウダー:適量
徹底比較:パステル・デ・ナタ vs エッグタルト
似ているようで実は違う、アジアのエッグタルトとポルトガルのナタ。その違いを整理しました。
| 比較項目 | パステル・デ・ナタ (ポルトガル) | エッグタルト (香港・マカオ) |
| 生地の特徴 | 層の薄いパイ生地 | バターを多く使ったサクサクのパイ生地、またはクッキー生地 |
| 焼き方 | 高温で焼き、表面に焦げ目をつける | 低温で焼くため、焦げ目が少ない |
| 食感・味 | シナモンとレモンが香る、とろりと濃厚なクリーム | 卵の風味が強く、なめらかで素朴なカスタード |
ポルトガルの植民地だった歴史を持つマカオでは、ナタがエッグタルトとして広まったという経緯があります。どちらも魅力的ですが、今回は「高温焼成が生む香ばしさ」が際立つポルトガルスタイルを目指します。
プロの理論や配合の秘密については、Gumroadのmotomoneショップにて様々なレシピガイドを公開しています。パステル・デ・ナタ完全版も追加予定ですので、ぜひチェックしておいてください。
失敗を防ぐオススメの道具
パステル・デ・ナタを作る際に使用した、オススメの道具をご紹介します!現場の経験から「これがあれば失敗が劇的に減る」というものを厳選しました。以下のリンクから購入できます。
シリコン製タルト型(6個分)
理由:高い熱伝導率と柔軟性を兼ね備え、高温で焼き上げるパステル・デ・ナタも焦げ付かずに「スルッ」と型から取り出すことができます。
木目調デジタルスケール
理由:動画でも使用しているこのスケールは、機能性はもちろん、キッチンに置くだけでモチベーションが上がるデザインも気に入っています。
👉 [精度とデザインを両立:愛用のデジタルスケールはこちら]
シリコンスパチュラ(ゴムベラ)
理由:ドイツのプロの厨房で愛され続ける、質実剛健な設計。絶妙なカーブと適度な弾力が、ボウルのカーブに吸い付くようにフィットします。
ゼスターグレーター
理由: レモンの皮の「黄色い部分」だけを、苦味のある白い層を残さず薄く削り取ることが可能です。
👉 [プロも愛用:驚くほど香りが立つゼスターグレーターはこちら]
【詳細解説】パステル・デ・ナタの作り方
パステル・デ・ナタを自宅で作れる、本格レシピをご紹介します!なお、材料の分量や手順の要約をすぐに確認したい方は、記事の最後にあるレシピカードを活用してください。
1. カスタード
- 鍋に水、グラニュー糖、シナモンスティック、レモンの皮(すりおろし)を入れ、強火にかけます。
- 沸騰したらそのまま1分間加熱し、少しとろみがついたら火を止め、室温で休ませて香りを引き出します。
- ボウルに薄力粉(ふるったもの)と少量の牛乳(20ml)を入れ、泡立て器でダマがなくなるまで徹底的に混ぜます。
- 別の鍋に残りの牛乳(120ml)と、先ほど溶いた薄力粉液を加え、中火で混ぜながら加熱します。
- とろみがついてきたらすぐに火から下ろします。
- シロップを加え、泡立て器で滑らかになるまで混ぜ合わせます。
- 一度ザルでこすことで、レモンの皮やシナモンを取り除き、口当たりをなめらかに仕上げます。

- 粗熱が取れてから、卵黄を1個ずつ加え、その都度よく混ぜます。
熱すぎると卵黄が固まってしまうので注意してください。

2. 「渦巻き生地」の成形
- パイシート(20cm×25cm)の表面に霧吹きで軽く水をかけ、端から隙間なくタイトに丸めて棒状にします。
- 棒状になった生地を6等分にカット。この断面の「渦巻き」が、焼いた時のサクサク感を生みます。

- 型に生地を置き、指先を水で濡らしながら、中心から外側へ押し広げるように伸ばします。型のフチより数ミリ高く伸ばすのがコツです。


3. 仕上げ
- カスタードを型の8分目まで注ぎます。欲張って入れすぎると溢れるので注意!
- 250℃のオーブンで約20分。表面に「これでもか」というほど黒い焦げ目がついたら、本場の焼き上がりのサインです。
完成

パステル・デ・ナタは、一見難しそうに見えて、実はポイントさえ押さえればご自宅で驚くほど本格的に仕上がるお菓子です。
焼き立ての「バリッ」とした快感と、中から溢れ出す熱々の濃厚カスタード。このコントラストは、手作りした人だけが味わえる特権です。お好みで粉砂糖やシナモンパウダーをたっぷり振ると、より一層香りが引き立ちます。
キッチンで確認しながら作りたい方は、こちらのレシピカードをご活用ください。

レシピカード:パステル・デ・ナタ
Ingredients
Method
- 砂糖、スパイスを沸騰させシロップを作る。薄力粉を牛乳で溶き、火にかけてとろみをつけ、シロップと卵黄を混ぜて一度こす。
- パイシートをタイトに丸めて棒状にし、6〜8等分にカット。断面の渦巻きを上にして型に敷き、指で薄く押し広げる。
- カスタード液を型の8分目まで注ぐ。
- 250℃の高温オーブンで約20分焼く。表面にしっかりとした黒い焦げ目がつけば完成。
まとめ・おすすめの関連記事
もし今回の挑戦で、motomone bakingのレシピに興味を持っていただけたなら、ぜひYouTubeチャンネル「motomone baking」をチェックしてみてください。
さらに深い理論や、失敗しないための詳細な数値をまとめた「完全攻略PDFガイド(Gumroad)」もご用意しています。本場ドイツのパンやお菓子作りを、より本格的に作るお手伝いができれば嬉しいです。
パイ生地を使った絶品レシピ
見た目も華やかで、ちょっとした手土産に持っていくと「これ、本当に作ったの?」と驚かれること間違いなしです。マカロン作りで卵黄が余った際や、特別な日のティータイムに、ぜひこの本場の味に挑戦してみてくださいね!

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