ゾンネンブルーメンブロートのレシピ|サワードウ不要の簡単な作り方と失敗を防ぐ3つのコツ

ゾンネンブルーメンブロートの作り方 完成写真 ドイツパン
ゾンネンブルーメンブロートの作り方 完成写真
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ドイツのパン屋さんで定番の、ひまわりの種がぎっしりとまぶされた伝統パン「Sonnenblumenbrot(ゾンネンブルーメンブロート)」。

ゾンネンブルーメンは「ひまわり」という意味で、直訳すると「ひまわりパン」です🌻

香ばしい風味と、ひまわりの種ならではのプチプチとした食感が一度食べると癖になる、栄養たっぷりの本格ドイツパンです。

今回は、本場のしっとりとしたクラムを再現しつつも、「サワードウ」を一切使わずに、イーストで作れる手軽なレシピを考案しました。

さらに今回は、バターや卵などの動物性食材を全く使用しない「完全ヴィーガンレシピ」に仕上げました。乳製品や卵などにアレルギーがある方でも安心して、本場ドイツの深みのある味わいをおうちのキッチンで楽しむことができますよ。

👉 [かぼちゃの種をふんだんに使用したキュルビスケルンブロートはこちら]

おうちで、本場ドイツの「種入りパン」を焼いてみませんか?】

ドイツの食卓に欠かせない、雑穀や種をたっぷり使った本格ブロート。現地のパティシエが実際に学んだ技術をもとに、動画でも人気の5品(ゾンネンブルーメンブロート、キュルビスケルンブロートなど)をまとめたレシピ集(PDF版)ができました。
種や雑穀を「事前にどう仕込むか」で仕上がりが劇的に変わる——そのコツを、写真つきで丁寧に解説しています。

  • 印刷して使える専用レシピページ付き
  • 仕込みのコツがひと目でわかる動画アクセス権付き

しっとり食感と香ばしさを、ぜひご自宅で。👇

レシピ動画:ゾンネンブルーメンブロートの作り方

YouTubeチャンネル 『motomone baking』 では、言葉では伝えきれない「前種の状態」や「ひまわりの種を隙間なく綺麗にまぶすコツ」を詳しく解説しています。

「次はこれを作ってみたい!」というリクエストやご質問も、コメント欄でぜひお聞かせください。気に入っていただけたら、チャンネル登録で応援していただけると嬉しいです!

マイスターの材料帳|ゾンネンブルーメンブロートの材料

-20㎝パウンドケーキ型 1本分-

【前種(Vorteig)】
  • ライ麦粉:120g
  • ドライイースト:1g
  • 水:90ml
【種の準備(Quellstück)】
  • ひまわりの種(Sonneblumenkerne):90g
  • 水(浸水用):60ml
【本生地(Hauptteig)】
  • 強力粉(Mehl 1050):180g
  • ドライイースト:3g
  • 水:90ml
  • メープルシロップ:大さじ1
  • りんご酢:大さじ1
  • 塩:5g
【仕上げ】
  • サラダ油(型塗り用):適量
  • ひまわりの種(トッピング用):90~100g

ゾンネンブルーメンブロートの「よくある3つの失敗」

せっかくの美味しい材料を無駄にしないために、以下の3点には特に注意が必要です。

  1. クラムがぎっしり詰まってしっとり感がない
    • 主な原因:室温での発酵時間が足りないと、生地が十分に緩まず、中身が詰まった硬い焼き上がりになります。45分の室温発酵で、生地が1.5倍くらいに膨らむのをしっかり確認しましょう。
  2. クラムがぱさぱさしている
    • 主な原因:ひまわりの種の浸水(約12時間)を省いたり水分が足りないと、焼成中に種が生地の水分を奪ってしまいます。種には事前にしっかりと水分を吸わせることが必須です。
  3. ひまわりの種がポロポロ剥がれ落ちる
    • 主な原因:型に入れる際に、少し濡らしてからひまわりの種をつけないと生地に定着しません。焼成前に表面を濡れたペーパーで軽く濡らし、霧吹きをしっかり吹きかけるのが綺麗にまぶすコツです。

ゾンネンブルーメンブロートの失敗を防ぐオススメの道具

現場の経験から「これがあれば失敗が劇的に減る」という道具を厳選しました。

20cmパウンドケーキ型

理由:重厚なドイツパンの生地に効率よく熱を伝え、外側をカリッと香ばしく、内側を水分を閉じ込めてしっとり焼き上げるために必須です。

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ゴムベラ

理由:前種をダマなく滑らかに混ぜ合わせたり、粘り気のあるライ麦生地をボウルから綺麗にこすり取るために、適度な硬さのあるシリコンベラが重宝します。

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ポケットスケール

理由:パン作り、特にイーストや塩の計量は1g単位で計量するのが基本です。 0.1g単位で測れるスケールを使うだけで、失敗が減ります。

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木目調デジタルスケール

理由: 動画でも使用しているこのスケールは、機能性はもちろん、キッチンに置くだけでモチベーションが上がるデザインも気に入っています。

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【詳細解説】ゾンネンブルーメンケルンブロートの作り方

ここからは、各工程のポイントを詳しく解説します。分量や手順の要約をすぐに確認したい方は、記事の最後にあるレシピカードを活用してくださいね。

1. 前日夜の下準備(前種とひまわりの種の準備)

  1. ボウルにライ麦粉、ドライイースト、水を入れ、ゴムベラで粉気がなくなるまで滑らかに混ぜ合わせます。ラップをして一晩(約12時間)、冷蔵庫でじっくり熟成させます。
  2. 別のボウルにひまわりの種と水を合わせ、同じく一晩置いて種の中にしっかりと水分を吸わせておきます。

2. 本生地作り

  1. 翌日、大きめのボウルに強力粉、ドライイースト、水、メープルシロップ、りんご酢、塩を入れます。そこに、昨晩から仕込んでおいた「前種」をすべて加えます。ボウルの中で約2分間ほど丁寧にこねてまとめます。
  2. 生地がひとかたまりになったら、一晩給水させておいたひまわりの種をボウルにすべて投入します。生地全体にひまわりの種が均一に行き渡るまで、しっかりと2分ほど混ぜ合わせます。
  3. 生地を丸めて、ボウルに入れて室温で45分間発酵させます。

とても水分が多く、くっつきやすい生地なので、最後に丸める際は「手を濡らしてから触る」と、手が生地にくっつかずに綺麗に作業ができます。

3. 成形

  1. パウンド型に薄くサラダ油を塗っておきます。
  2. 大きめのお皿を2枚用意し、片方には濡れたキッチンペーパー、もう片方にはトッピング用のひまわりの種を敷き詰めておきます。
  3. 発酵させた生地に打ち粉をして軽くつぶし、台に取り出したら、型の長さに合うように筒状に成形します。
  4. 生地を用意したキッチンペーパーの上に転がして表面を濡らし、すぐにもう片方のお皿に移して、ひまわりの種を全体にぎっしりとくっつけます。つなぎ目の部分を下にして型に入れ、布巾をかけて室温でさらに45分間発酵させます。

4. 仕上げ

オーブンを240度に予熱する

発酵が終わる30分前までに、オーブンを240℃に予熱しておきます。この際、スチーム用として耐熱容器にお湯を入れて、一緒にオーブンの中に入れて温めておきます。

  1. 焼く直前に、生地の表面に霧吹きでしっかりと水を吹きかけます。予熱したオーブンに入れて240℃で10分焼き、その後お湯の入った耐熱容器を取り出して、オーブンの温度を200℃に下げてからさらに20分じっくりと焼き上げます。
  2. オーブンから出し、型から取り出して完全に冷まします。

完成

サクサクと香ばしい表面の種と、驚くほどしっとりとした内相のコントラスト。どこかホッとする素朴な穀物の甘みが口いっぱいに広がります。焼きたてよりも、一晩おいてから食べるとしっとり感が増して、オススメです!

キッチンで確認しながら作りたい方は、こちらのレシピカードをご活用ください。

ゾンネンブルーメンブロートの作り方 完成写真

【レシピカード】ゾンネンブルーメンブロート

サワードウを使わず、イーストと前種法で手軽に再現する本場の味。ひまわりの種の香ばしさと、完全ヴィーガン仕様のしっとりとしたクラムをお楽しみください。
Prep Time 20 minutes
Cook Time 30 minutes
13 hours 30 minutes
Total Time 14 hours 20 minutes
Servings: 1 本分:20cmパウンドケーキ型
Course: パン
Cuisine: ドイツパン

Ingredients
  

【前種(Vorteig)】
  • 120 g ライ麦粉
  • 1 g ドライイースト
  • 90 ml
【種の準備(Quellstück)】
  • 90 g ひまわりの種
  • 60 ml 水(浸水用)
【本生地(Hauptteig)】
  • 180 g 強力粉(Mehl 1050)
  • 3 g ドライイースト
  • 90 ml
  • 大さじ1 メープルシロップ
  • 大さじ1 りんご酢
  • 5 g
【仕上げ】
  • 90〜100 g ひまわりの種(トッピング用)
  • 適量 サラダ油(型塗り用)

Method
 

  1. 前種の材料をボウルで滑らかに混ぜ、ラップをして冷蔵庫で一晩(約12時間)熟成させる。別のボウルに種の準備の材料(ひまわりの種と水)を合わせ、同様に一晩置いて吸水させる。
  2. 大きめのボウルに本生地の材料と仕込んでおいた前種をすべて入れ、手で全体が完全に混ざるまで約2分間こねてまとめる。
  3. 給水させておいたひまわりの種を加え、全体に均一に行き渡るまで約2分間しっかりと揉み込むように混ぜ合わせる。手を濡らして生地を丸め、ボウルに入れて室温で45分間発酵させる。
  4. 型にサラダ油を薄く塗る。お皿2枚にそれぞれ「濡れたキッチンペーパー」と「トッピング用のひまわりの種」を敷き詰める。生地を軽くつぶして台に出し、型の長さに合わせて筒状に成形する。
  5. 成形した生地を濡れペーパーの上で転がして表面を濡らし、すぐにもう片方のお皿に移してひまわりの種を全体にぎっしりくっつける。つなぎ目を下にして型に入れ、布巾をかけて室温で45分間発酵させる。
  6. 生地の表面に霧吹きで水をしっかりと吹きかけ、オーブンに入れて240℃で10分焼く。
  7. お湯の入った耐熱容器を取り出し、オーブンの温度を200℃に下げてさらに20分じっくりと焼き上げる。焼き上がったらすぐに型から取り出す。

まとめ・おすすめの関連記事

最後までご覧いただき、ありがとうございます。

ドイツではどこでも売られているゾンネンブルーメンブロート。本格的なサワードウを管理するのはハードルが高くても、この「前種法」を使えば、本場のような深いコクとしっとり感を出すことができます。

動物性食材を一切使わないヴィーガン仕様ですので、朝食としてそのまま食べるのはもちろん、薄くスライスしてアボカドやヴィーガンチーズをのせてタルティーヌ(オープンサンド)にするのも最高に美味しいですよ。

ゾンネンブルーメンブロートを楽しんだ後は、さらに本場の食卓を覗いてみませんか?定番のプレッツェルからドイツパンらしいライ麦パンまで、ドイツの食事パン10選をご紹介します。
👉 [ドイツパンの世界・おすすめ食事パン10選はこちら]

ライ麦を使用したドイツパンのレシピ

ナッツのような香ばしい香りと、しっとりした中に入っている種のコントラストをぜひご自宅でお楽しみくださいね!

── おうちのキッチンに、本場ドイツの確かな技術を

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