簡単・りんごたっぷりシュバーベン風りんごケーキ/Schwäbischer Apfelkuchen

このりんごケーキは、ドイツ南西部の地域・シュバーベン/Schwaben 地方の名前のついたドイツケーキです。

この名前のケーキには、実はいくつかのバリエーションがあります。僕のレシピのように、りんごを上にのせ、クリームを入れて焼くタイプ。りんごをクリームの下に入れて焼くタイプ、パウンドケーキとして焼くタイプなどがあります。

僕個人としては、りんごが上にのっていた方が、美味しそうに見えるのと、味が一番好きなので、このタイプを採用しました。

今回使用したりんごはGala(ガラ)と呼ばれる、小さめのりんごです。ドイツのりんご事情に関しては、こちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

現地ではSchmand(シュマント)と呼ばれるサワークリームを使用することが多いです。日本では残念ながら手に入らないため、クリームチーズで代用しました。サワークリームを使用してもOKです。

生地は発酵やベンチタイムを必要としない、混ぜるだけで簡単に作ることができる生地です。シンプルに美味しいケーキなので、ぜひお試しください！

※レシピ・動画・写真の無断転用転載はお控えください

レシピ動画

Youtube<motomone baking>にてレシピ動画を公開しています。ぜひご参考ください。
皆さまのコメント、ご質問、レシピのリクエスト、チャンネル登録、お待ちしております。

材料

20㎝タルト型

• 生地

• フィリング

※僕の使用したガラと言う種類は小さめのりんごなので、4個使用しました。大きめのりんごの場合は３個で十分だと思います。焼き崩れのしない種類のりんごを選んでください。日本では、たとえば紅玉、ジョナゴールドなどがいいと思います。

• 仕上げ

型の準備

1. タルト型の側面に油を刷毛で薄く塗る
2. 底はクッキングシートで覆う

僕は底取型のタルト型を使用しています。しかし底共型のタルト型の場合は、型全体に油を薄く塗り、薄力粉をまぶしましょう！クッキングシートは不要です。

生地作り

1. 大きめのボウルに、薄力粉、グラニュー糖、塩、ベーキングパウダー、クリームチーズ、水、サラダ油を加えて、ゴムベラで粉っぽさがなくまるまで混ぜる
2. 少しこねて、ひとまとめにする

この生地は、発酵やベンチタイムを必要としないので、すぐに作業できます！とても簡単なのでオススメです。僕のレシピの中で、このパン生地とクッキー生地を合わせる土台生地のレシピ、パン生地を土台に使うレシピは、このケーキの土台として代わりに使用しても美味しいです！

3. 台に打ち粉をして、20㎝の型より少し大きめに麺棒でのばす。厚さは2㎜から3㎜くらいでOK。
4. 用意した型にしいていく。型かからはみ出た生地は切り取る。長さが足りない場合は、その部分に余った生地をくっつける。

穴がないようにしましょう。穴があると、フィリングがこぼれてしまうことがあります。

5. 底に平らになるように、パン粉を敷いておく

りんごの準備

1. りんごの上と下を切り、皮をむく
2. 4等分して、種の部分を斜めに切る

3. それぞれ縦に切り込みを入れて、ボウルに入れておく
4. レモン汁を加えて、あえておく

5. パン粉を敷いた型の上に、切り込みを入れた面を上に、なるべく隙間が開かないように置いていく

フィリング

1. ボウルにクリームチーズ、グラニュー糖、コーンスターチを加え、バニラビーンズに切り込みを入れて、中の種を取り出し加えてよく混ぜる
   ※バニラビーンズはバニラエッセンスやバニラオイルで代用してOK
2. 卵を割り入れて、泡だて器でよく混ぜる
3. 生クリームを違う容器に量り、少しずつ加えながら混ぜていく
4. 溢れないように、少しずつお玉でフィリングを型に流し込んでいく

りんごの大きさによって、フィリングの量が変わります。なので、このレシピはこの大きさのりごで、少し余るくらいの量のレシピにしています。

5. 180℃で約40分焼く
6. ケーキクーラーに移し、粗熱を取る

仕上げ

1. 鍋にアプリコットジャムと水を加え、中火にかけて沸騰させる
2. 表面に塗っていく

焼き縮みして、フィリングとりんごの間に隙間ができていることがあります。なるべくそういう隙間を埋めるように塗っていくと、きれいに仕上がります。少し多めに塗っても、アプリコットジャムの味はこのケーキにとてもよく合うので問題ありません。

3. 型から外す

完成

りんごをそのまま一緒に焼くケーキです。りんご好きにはたまりません。

フィリングとの相性もばっちりです。個人的にもとても好きなケーキなので、ぜひお試しください！