暑い夏には、きゅっと酸味の効いたさっぱりとしたレモンケーキが欠かせません。
そんな季節にぜひオススメしたいのが、爽やかなレモン生地の中に、濃厚なレモンカスタードクリームを贅沢に閉じ込めた、とっておきのレモンケーキです。
底にはサクサクのクッキー生地を敷き詰め、一口で3つの異なる食感を楽しめる絶品に仕上げました。

「イタリア風」という名前は、私が以前ホテルで働いていた際に、当時のシェフから教わった伝統のレシピから拝借しています(地方の正確な発祥は謎に包まれていますが、その美味しさは本物です!)。
ホテルで作っていたケーキを、家庭でも作りやすいようアレンジを加えた、とっておきのレシピをご紹介します。
パウンドケーキを作っていて、
「生地がボソボソに分離した」
「焼き上がりがパサつく、または油っぽい」と感じたことはありませんか?
原因はレシピの配合ではありません。
👉「温度・混ぜ方・乳化の判断」
この3つがズレているだけです。✔ 何度やっても同じ失敗を繰り返す
✔ どこが悪いのか自分では分からないこの状態のまま闇雲に焼き続けても、結果は変わりません。
その原因を「1つに特定する」ためのシートを作りました。👉生地の状態を見ながら、分離・膨らみ・食感のミスをその場で絞り込める「パウンドケーキ診断シート」(約300円)です。今の生地の何がダメなのか、次に直すべきポイントが明確に分かるよう設計しています。
※本ページはプロモーションが含まれています。
レシピ動画:イタリア風レモンケーキの作り方
YouTubeチャンネル 『motomone baking』 では、言葉では伝えきれない「レモンクリームの滑らかなとろみ」や「生地を流し込む際のバランス」を詳しく解説しています。
「次はこれを作ってみたい!」というリクエストやご質問も、コメント欄でぜひお聞かせください。気に入っていただけたら、チャンネル登録で応援していただけると嬉しいです!
マイスターの材料帳|イタリア風レモンケーキの材料
–直径15cm ホールケーキ型 1台分–
【クッキー生地(土台用)】
- 無塩バター:20g
- グラニュー糖:10g
- 塩:ひとつまみ
- 牛乳:小さじ1
- 薄力粉:30g
【レモンクリーム(カスタード)】
- 牛乳:60ml
- 生クリーム:60ml
- グラニュー糖:30g
- 卵黄:1個分
- コーンスターチ:10g
- 無塩バター:10g
- レモン汁:大さじ1
- レモンの皮(すりおろし):1個分
【レモンケーキ生地】
- 無塩バター:60g
- グラニュー糖:40g
- はちみつ:40g
- 塩:ひとつまみ
- 卵:2個分
- サワークリーム:50g
- レモン汁:30ml
- 薄力粉:110g
- ベーキングパウダー:4g(小さじ1)
- レモンの皮(すりおろし):2個分
【レモンケーキ生地】
- 粉糖:適量
レモンケーキ作りで「よくある3つの失敗」
見た目以上にリッチで手間がかかるケーキだからこそ、押さえておきたい失敗回避のポイントです。
- バターと卵がボソボソに分離する
- 主な原因:卵とバターの「温度差」。パウンドケーキと同様、卵が冷たいと高確率で分離します。ですが、今回のレシピは後から加えるサワークリームが強力な「繋ぎ」になってくれるので、焦らず進めて大丈夫です。
- レモンクリームがダレて生地に溶け出してしまう
- 主な原因:クリームの「コーンスターチの糊化(こか)」が足りないため。ふつふつとしっかり沸騰するまで火を入れ、冷やし固めるのが、綺麗な3層の断面を作る秘訣です。
- 焼き上がりがパサつく、または油っぽくなる
- 主な原因:「温度・混ぜ方・乳化の判断」のズレにあります。闇雲に焼き続けても結果は変わりません。
分離・膨らみのチェック用診断シートはこちら
👉 原因を「1つに特定する」ためのシート(約300円)
レモンケーキの失敗を防ぐオススメの道具
現場の経験から「これがあれば仕上がりが劇的に変わる」という道具を厳選しました。
15cmホールケーキ型(底取れタイプ)
理由:全体をじっくり焼き上げ、中のレモンクリームを絶妙な半熟感に保つためのベストサイズです。
👉[均一な熱伝導でしっとり焼ける:15cmケーキ型はこちら]
ハンドミキサー
理由: メレンゲの泡立てはもちろん、付属の「ニーダー」に付け替えれば、パン生地のこね作業もこなせる万能な一台です。
👉 [パン捏ねも、泡立ても。ドイツ設計の万能ハンドミキサーはこちら]
ゼスターグレーター(皮削り器)
理由:レモンケーキの命は「皮の香り」です。白い苦い部分を削らず、黄色い表面の香気成分だけを極薄に削ぎ落とせるプロ仕様のグレーターをオススメします。
👉 [香りが一瞬で変わる:愛用のシトラスグレーターはこちら]
木目調デジタルスケール
理由: 動画でも使用しているこのスケールは、機能性はもちろん、キッチンに置くだけでモチベーションが上がるデザインも気に入っています。
👉 [精度とデザインを両立:愛用のデジタルスケールはこちら]
【詳細解説】贅沢レモンケーキの作り方
ここからは、各工程のポイントを詳しく解説します。分量や手順の要約をすぐに確認したい方は、記事の最後にあるレシピカードを活用してくださいね。
1.クッキー生地
- ボウルに柔らかくした無塩バター、グラニュー糖、塩を入れ、ゴムベラで滑らかになるまで混ぜます。
- 牛乳を加えて混ぜたら、薄力粉を濾して加えます。ゴムベラで切るように混ぜ、粉気がなくなったら手でひとまとめにしてラップに包み、冷蔵庫で1時間以上冷やします。

生地の成形を始める10分くらい前からオーブンを170℃に予熱しておきましょう!
- 冷やしたクッキー生地をクッキングシートに挟み、麺棒で型より少し大きめに伸ばします。上のシートを外して12cmのリングで型抜きし、余分な生地を除いてフォークで穴を開けます。
- 170℃のオーブンで8分焼きます。色がつかないくらいでOKです。室温に置いて冷ましておきます。

2.レモンクリーム
- 鍋に牛乳、生クリーム、グラニュー糖、レモンの皮のすりおろしを入れます。
皮を削ったレモンは半分に切り、手のひらで転がしてから絞ると果汁が多く出ます。
- ボウルに卵黄とコーンスターチを混ぜ、鍋から大さじ1分の牛乳を加えて混ぜておきます。鍋を中火にかけ、沸騰直前まで温めたら卵黄のボウルに少しずつ加えて混ぜ合わせます。
- 一度濾して鍋に戻し、ゴムベラで混ぜながら中火にかけます。ふつふつと沸騰してしっかり固まったら火を止め、無塩バターとレモン汁を加えて泡立て器で滑らかに混ぜます。

- 焼いて冷ましておいた12cmクッキーの上にリングをセットし、クリームを流し込んで冷蔵庫で完全に冷やし固めます。
3.型の準備
- 15cm型の側面にサラダ油を薄く塗ります。
- 冷やし固めた12cmのクリームを、ナイフの背を使いながらリングから取り出します。クッキングシートごと15cm型の底の真ん中に置きます。
- 型の側面に、型より少し高めの幅に切ったクッキングシートを貼り付けます。

4.レモンケーキ生地
- バターをボウルに入れ、レンジで柔らかくします。グラニュー糖、はちみつ、塩、レモンの皮を加え、ハンドミキサーで白っぽくなるまで中速でしっかり混ぜます。
- 別のボウルに卵を割りほぐし、分離しないようゆっくり少しずつ加えながら、その都度よく混ぜ合わせます。卵とバターの温度を近づけるのがコツです。
分離してもサワークリームがつなぎになるので大丈夫です。

- レモン汁、サワークリームを加えて混ぜたら、薄力粉とベーキングパウダーを濾して加えます。ゴムベラで下からすくうようにさっくり混ぜ合わせます。
5.仕上げ
- レモンケーキの生地を15cm型に流し込み、パレットナイフやスケッパーなどで表面を平らに整えます。
- 160℃のオーブンで40分焼きます。粗熱が取れたら型とクッキングシートを外します。完全に冷まし、食べる直前に粉砂糖を振りかけて完成です。
完成

まさにレモンたっぷりなケーキですね!さっぱりしてとてもおいしいです😊
キッチンで確認しながら作りたい方は、こちらのレシピカードをご活用ください。

イタリア風レモンケーキ(Torta al Limone)
Ingredients
Method
- 柔らかくしたバターに砂糖、塩、牛乳、ふるった薄力粉を混ぜてまとめ、冷蔵庫で1時間冷やします。シートに挟んで伸ばし、12cmの大きさに型抜きしてフォークで穴を開け、170℃のオーブンで8分焼いて冷まします。
- 鍋に牛乳、生クリーム、グラニュー糖、レモンの皮を入れて温めます。ボウルで卵黄とコーンスターチを混ぜ、温めた牛乳を少しずつ加えて濾しながら鍋に戻し、中火で混ぜながら沸騰してしっかり固まるまで加熱します。
- 火を止め、バターとレモン汁を加えて滑らかに混ぜます。冷ました12cmクッキーの上にリングをセットし、クリームを流し込んで冷蔵庫で完全に冷やし固めます。
- 15cm型の側面に油を薄く塗り、クッキングシートを貼ります。冷やし固めた12cmのクリームをリングから外し、クッキングシートごと15cm型の底の真ん中に置きます。
- 柔らかくしたバターに砂糖、はちみつ、塩、レモンの皮を合わせ、ハンドミキサーで白っぽくなるまで混ぜます。溶き卵を少しずつ加えて都度よく混ぜ、レモン汁、サワークリーム、ふるった薄力粉とベーキングパウダーを順に加えてゴムベラでさっくり混ぜます。
- 用意した15cm型に生地を流して表面を平らに整え、160℃に予熱したオーブンで40分焼きます。粗熱が取れたら型とシートを外し、完全に冷ましてから食べる直前に粉砂糖を振ります。
まとめ・おすすめの関連記事
最後までご覧いただき、ありがとうございます。 パウンド型で焼くシンプルなレモンケーキも素敵ですが、ひと手間かけて中に濃厚なカスタードを忍ばせるこの一台は、カットした瞬間の感動もひとしおです。
パウンドケーキ作りには「乳化」という特有の難しさがありますが、その中で納得のいく「しっとりとした口どけ」を得るための要点を整理しました。

贅沢レモンケーキで基本の「乳化」をマスターしたら、ぜひ以下のドイツ家庭菓子にも挑戦してみてください!
知る人ぞ知るイタリアのオススメレシピ
暑い夏のごちそうに、ひんやり冷やして、爽やかな酸味と贅沢な3層のハーモニーをぜひ堪能してみてください。

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