ドイツパティシエのブログを立ち上げる経緯について、
お話していきます。
主に2つの理由があります。
- コロナによる影響
- 日本とドイツ・ヨーロッパを繋げたい
1.コロナによる影響
コロナによる影響は、ドイツでもすさまじいものでした。そんな時に夫婦で気付いたことが、ブログ立ち上げの経緯の一つです。
世界が変化していくなかで、変わらない食の大切さ。
食文化の楽しさ、大切さを、世の中に発信していきたい。
まずはきっかけとなったコロナと当時の状況を書いていきます。
2020年2月ごろ、ドイツ人に人気のスキー場がある北部イタリアでの集団感染、またケルンでの伝統行事である大規模なカーニバル。様々な要因が重なり、ドイツでも感染が爆発しました。
ドイツでも当初、ただの風邪でしょう、みたいな風潮は確かにありました。
しかし、どんどんあっという間に感染者は増え、医療機関も圧迫されていきます。
そしてついに当時メルケル首相が、国民に向けスピーチを行います。
真面目にとらえてください。
第二次世界大戦後最大の危機をドイツやヨーロッパでむかえている。
国民の6割が感染する可能性がある。
メルケル首相のこの訴えは、とても心に響くものがあり、ドイツ人がこの状況を真面目に受け止め、あらゆる制限を一旦受け入れ、支持しました。
マスク文化が全くなかったドイツ人が、マスクをしていること自体、
正直大進歩だと思えた…
その結果、もちろん私たちの仕事にも影響が出始めました。
私の仕事も減り自宅待機が増え、夫が当時勤めていたホテルも一時的に営業停止になりました。
そして毎日のようにコロナニュース、ロックダウン、いろいろな制限…
様々な新しいネガティブなニュースやルールに、気が滅入る日々でした。
そんな時に、毎日3回やってくる食事。
これが私たちにとって、至福の時間でした。
美味しい食事をとっている間は、気持ちが前向きになれました。
夫はパティシエですが、初めましての記事で記載した通り、料理スキルは、調理師免許と星付きレストランでの修行のおかげで、本当においしいんです笑。
私は家でほとんど料理をしません。
年間で数えたらおそらく…10回してるかしてないか、ぐらいです…
食を大事にすると、心も体も、健康にも繋がります。
世の中が変化していくなかで、変わらない食の大切さ。
そうして私たち夫婦は、コロナをきっかけに、
何かフードビジネスを始めたい、という思いが芽生えてきました。
次回はさらにアトリエ発足の理由を書いていきます。
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