ラウゲンゲベックとは、アルカリ液(重曹や苛性ソーダ)にくぐらせて焼き上げる、香ばしい焼き色が特徴のドイツ発祥のパンの総称です。
代表的な「プレッツェル」をはじめ、ドイツではさまざまな形に成形されて販売されています。
今回は、見た目も楽しい ラウゲンゲベックの成形方法を8種類ご紹介!初心者さんでも楽しめる簡単な丸型から、少し凝ったノット型や三日月型まで、家庭で作れる成形アイデアをまとめました。
›💡 使用する生地には、以下のレシピがおすすめです:
・[プレッツェルの基本レシピ]
・[ラウゲンブロートヒェンのレシピ]
・[ラウゲンシュタンゲのレシピ]
Youtube動画
Youtubeチャンネルmotomone bakingでは、わかりやすく短くまとめたアニメーション動画を公開中です。ぜひチェックしてみてください!
ラウゲンゲベックの成形方法
プレッツェル型
ラウゲンゲベックの代表格「プレッツェル」は、真ん中がふっくら、両端が細くなるように成形するのがシュバーベン風。カリッとした腕の部分が香ばしく、クセになる美味しさです。
- 丸めた生地のつるんとした面を下にして軽く平らになるようにつぶす
- 前後に転がして棒状にし、両端を細く、中央を太めに伸ばす(生地50gの場合、約45〜50cm)
- 棒の中央で交差させねじり、穴ができるよう綺麗に端を生地にくっつける
シュタンゲ型
細長いスティック状のシュタンゲは、ラウゲンシュタンゲとしても親しまれています。おつまみやサンドイッチ用にもぴったり。
- 丸めた生地を平らにして、つるんとした面を下に
- 上から丁寧に巻き込む、シワをつくらないように注意
- 両端が少し細くなるように棒状に整える
- 綴じ目をつまんで閉じる
- もう一回転がし、だいたい16cmから18cmになるように成形する(生地50gの場合)
ブロートヒェン型
最もシンプルで作りやすい丸型。ふんわり可愛らしいラウゲンパンが焼き上がります。

- 丸めた生地を、そのまま重曹に通す
- ナイフかはさみで十字にクープを入れて焼く
ベーグル型
ドイツでは、サンドイッチとして並ぶことの多いベーグル型。プレーンなままで販売されることは意外と少なめです。

- 丸めた生地の真ん中に、親指で穴を開ける
- 穴を少しずつ広げて、リング状に整える
ツォプフ型
見た目が華やかに仕上がる1本編みの成形方法。家で作ってもかわいらしく作れます。

- 生地を平らにして巻き、棒状に(生地40gで30cm程度)
- 数字の「6」を描くように置く
- 上の先端を輪の中にくぐらせ、さらに輪をひねって先端を中に差し込んで固定する
クノーテン型I
初心者でも簡単にできる結び型。素朴で可愛らしい仕上がりに。2種類ご紹介します。

- 20cm程度の棒状に成形(生地40gの場合)
- 真ん中で輪を作り、片方を上から・もう片方を下から輪に通し、真ん中でくっつける
クノーテン型II
お花のように見える少し複雑なノット型。パーティーブレッドにもおすすめ!

- 30cmほどの棒状に成形(生地40gの場合)
- 中央にゆるめの結び目を作り、完全には閉じない
- 両端を中央に差し込み、形を整える
フルンヒェン型
クロワッサンのような、かわいらしい三日月型。朝食やブランチにもぴったりの形です。

- 生地を三角形に伸ばし、底辺から引っ張りながら巻く
- 綴じ目を下にし、真ん中にを少し曲げて三日月型にする
まとめ
ラウゲンゲベックは、形によって印象も味わいも変わる、楽しいドイツパンの世界。
今回は8種類の成形方法をご紹介しましたが、他にもバリエーションはたくさんあります。
お好みの形を見つけて、ぜひご自宅でラウゲンパン作りを楽しんでみてください!
「こんな成形方法も紹介してほしい」などのリクエストは、コメント欄でお気軽にどうぞ😊
コメント