今SNSで話題の「エンジェルヘアーチョコ」を手作りしてみました!ホワイト・ルビーやビターチョコに、トルコ伝統の綿菓子ピシュマニエ(pişmaniye)とピスタチオクリームを詰め込んだ、新感覚の映えスイーツです。
少し前に流行した「ドバイチョコレート」と同じく、高級感のあるチョコレートの流れに位置づけられます。ドイツでは1枚5ユーロから10ユーロ(今のレートで850円から1700円)くらいで販売されていますね。

今回は、そんなエンジェルヘアーチョコを手作りしてみました!手間はかかりますが、見た目も味もインパクト抜群。SNS映え間違いなしのスイーツです。
レシピ動画
Youtube<motomone baking>にてレシピ動画を公開しています。ぜひご参考くだい。
皆さまのコメント、ご質問、レシピのリクエスト、チャンネル登録、お待ちしております。
ピシュマニエとは?
ピシュマニエは、トルコの伝統菓子で 「天使の髪(Angel Hair)」 とも呼ばれています。
原材料は 小麦粉・バター・砂糖。これらを糸のように細く引き延ばして作るため、綿菓子のような見た目ですが、食感はホロホロとほどける独特のものです。
フレーバーはバニラ・いちご・ざくろ・ピスタチオなど多彩。日本でも通販で購入でき、ドイツではネットショップやトルコ系スーパーで入手できます。

材料(約42個分)
板チョコ1枚+ボンボンショコラ42個
- チョコレート
約400g | ホワイトクーベルチュール |
お好みで適量 | ココアバター※ |
適量 | 赤の油溶性着色料 |
※全体量の数パーセント分のココアバターを加えると、ホワイトクーベルユールが扱いやすくなります。多すぎると、チョコレートの層が薄くなってしまうので気を付けましょう
- フィリング
適量 | ピシュマニエ |
120g | ピスタチオスプレッド (パンに塗るタイプのピスタチオクリーム) |
30g | ココアバター |
20g | ホワイトクーベルチュール |
20g | ピスタチオダイス |
ココアバターに関してはこちらの記事をご覧ください。
おすすめ道具・材料
今回使用した型や材料はAmazonで購入可能です。日本とドイツ、両方のリンクを用意しているので、お住まいの地域に合わせてご利用ください。
板チョコ型
ドバイチョコレート用のフィリングが多く入るタイプの板チョコ型
ピシュマニエ
トルコの伝統菓子、フィリングに使用しました
ホワイトクーベルチュール
Callebautのホワイトクーベルチュール、プロも使用するチョコレートです
ココアバター
今回はフィリングに使用。クーベルチュールに混ぜるとさらに扱いやすくなります
ピスタチオクリーム
100%ピスタチオペーストは高いので…💦パンに塗るピスタチオクリームを使用
このリンクを経由して購入すると、アフィリエイトとして、一定割合で利益が入ります。今後の運営資金になるのでとても助かります。
チョコレートのテンパリングには道具がいくつか必要になります。それらの道具はこちらの記事でまとめているので、ぜひ合わせてご覧ください。
エンジェルへアースタイルチョコの作り方
今回、作ったのが夏場だったというのもあり、クーベルチュールチョコを固めるときに、ところどころ冷蔵庫に入れて調節しました。ご自宅の温度が高い場合は、冷蔵庫で固めるのがオススメです。
チョコレートの準備
- 型をコットンで磨き、ツヤを出す
- ホワイトクーベルチュールを細かく刻み、電子レンジで溶かす(焦げに注意)
- タブリール法でテンパリング(詳しい方法はこちらの記事を参照してください)
- チョコの2/3を大理石の台に流し、25〜26℃になるまでタブリール法で調整

- 残りのチョコと混ぜ合わせ、最終的に28〜29℃に調整
- カードの端に少量つけ、3〜5分で固まればテンパリング成功
- 大さじ1杯分を小ボウルに取り、着色してコルネに入れる
- 型に模様を描き、少し固まるまで待つ

- ヒートガンで型を軽く温め、ホワイトチョコを流し込み、軽く叩いて気泡を抜く
- 逆さにして余分なチョコを落とし、きれいにして、縦に置き固まるまで待つ
フィリングの準備
- 型にピシュマニエをふんわり詰める
- ピスタチオスプレッドをボウルに入れる
- 砕いたホワイトチョコとココアバターを別のボウルで溶かす
- 溶かしたチョコを少しずつピスタチオスプレッドに加え、よく混ぜる
- 26〜27℃でテンパリングし、ピスタチオダイスを加える
- 型に流し込み、固まるまで待つ

3. 仕上げ
- はみ出したフィリングやチョコをスクレッパーで削り、表面を整える
- 残りのホワイトクーベルチュールを再度テンパリング
- 型の表面をヒートガンで軽く温め、ホワイトチョコを流す
- チョコレート用アセテートシート(OPPシート)をかぶせ、余分なチョコを取り除き表面を整える
- 固まるまで待つ
完成

初めて作りましたが、思った以上にうまくできました!
見た目のインパクトが抜群なので、SNS映えもバッチリ。
味はチョコの存在感が強く、個人的には「わたあめ(ピシュマニエ)」をもう少し多めにしてもいいかなという印象。ピスタチオが良いアクセントになっています。甘さは全体的にやや強め。
今回はフィリングを固めに仕上げましたが、本来はもっとクリーミーなタイプが一般的なようです。
アレンジ次第で色々な表情を見せてくれるので、ぜひこのレシピを参考に「自分だけのエンジェルヘアーチョコ」を作ってみてください!
コメント