シュトーレンと言えば、ドイツではクリスマスにかかせないものですね!
先日日本に帰る機会がありましたが、売られているのを発見したので、日本でも一般的になってきたのかなとも思います。ドイツ菓子のパティシエとしては嬉しい限りです😊
さて、今回ご紹介するシュトーレンのレシピは、ドイツでは主にクワルクシュトーレンと言われるものです。
クワルクはドイツのクリームチーズで、日本では残念ながら販売されていないようです。
クワルクに関して詳しくまとめています、ぜひこちらもご覧ください。
このレシピはクワルクの代わりにヨーグルトを使用し、発酵不要、イーストも使わない、ボウル1個で生地ができる簡単、お手軽シュトーレンです。パン生地が苦手な方にもとてもオススメのレシピです。
通常のイーストを使用したシュトーレンよりも、簡単に作れるので、ぜひお試しください!
※レシピ・動画・写真の無断転用転載はお控えください
レシピ動画
材料
- ドライフルーツの準備
110g | レーズン |
20g | レモンピール |
20g | オレンジピール |
50g | アーモンドプードル |
少々 | レモンの皮 |
小さじ1/2 | シナモンパウダー |
小さじ1/2 | ナツメグパウダー |
小さじ1/4 | カルダモンパウダー |
小さじ1/4 | クローブパウダー |
30ml | ラム酒 |
- 生地
200g | 薄力粉 |
50g | グラニュー糖 |
4g | 塩 |
7g | ベーキングパウダー |
80g | 無塩バター |
1個 | 卵 |
70g | 無糖ヨーグルト |
- 仕上げ用
- 約50g 無塩バター
- 適量 グラニュー糖
- 適量 粉砂糖
ドライフルーツの準備
- ボウルにレーズン、レモンピール、オレンジピール、アーモンドプードル、レモンの皮のすりおろし、シナモンパウダー、ナツメグパウダー、カルダモンパウダー、クローブパウダー、ラム酒を加えてスプーンでよく混ぜる
ドイツ在住の方はスーパーなどで売られているミックススパイスを使用してもOK。詳しくはこちらをご覧ください。
- ラップをして2時間以上、できれば一晩室温で保管する
生地作り
- 生地に使用する無塩バターは室温に置き、柔らかくしておく
- 天板にクッキングシートを敷き、その下にアルミホイルを入れておく
焼き時間が長いため、アルミホイルを入れることで、底が焦げるのを防いでくれます!
- オーブンを160℃に予熱しておく
- 薄力粉、グラニュー糖、塩、ベーキングパウダー、柔らかくしていた無塩バター、卵、無糖ヨーグルトをドライフルーツの入ったボウルに加える
無糖ヨーグルトは3.5%のものを使用しましたが、脂肪分の低いものでもOKです!
- 手で、バターと粉をすり合わせるような感じで混ぜていく、ひとかたまりになったらOK
パン生地ではないので、こねる必要はありません
- 台に打ち粉を多めにしておく
- 生地をボウルから取り出し、長さ20㎝、直径7.5㎝くらいの棒状に丸める
- 棒状の真ん中よりも少し上の部分に麺棒をあてる
自分からみて手前が太く、奥側は細くなるような感じです
- 押したところを麺棒で薄くのばす
- 奥側を手前に持って、かぶせるように置いて、手で形を整える
- 用意した天板の上に置く
- 160℃で40分焼く
仕上げ
- 焼いている間にバター約50gを溶かしておく
- 焼きあがったらすぐに天板からおろす
- 溶かしバターを全体に塗り、グラニュー糖をふりかけていく
熱いうちにバターとグラニュー糖をつけていきます。
底の部分を忘れずにたっぷりつけていきましょう!
- ケーキクーラーに移し、粗熱が取れるまで待つ
- 粉砂糖をたっぷりふりかける
完成
発酵も必要ないので、手軽に作れるシュトーレンですね!
その分、通常のシュトーレンより日持ちはしないので、できれば1週間くらいを目安に食べきるようにしましょう。
ぜひお手軽シュトーレンでドイツのクリスマス気分をご自宅でお楽しみください!
シュトーレン、シュトレン?
よくネットで検索するとシュトーレンに()でシュトレンと書かれていますね。これはどちらの読み方が正しいのでしょうか?
ドイツ語ではシュトーレンはStollenと書きます。読み方はシュトレンですね。
日本ではシュトーレンの名前で流通していることが多いそうです。単純に読み方の違いで、どちらも同じものです。
なのでどっちの読み方を使用してもOKです。日本ではシュトーレン、ドイツではシュトレンと読むのが無難かなと思います。
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