パン・オ・ショコラは、フランス生まれの伝統的なヴィエノワズリー。バター香るサクサクの生地と、とろけるチョコレートの組み合わせがたまりませんよね。
今回ご紹介するのは、お店で売っているような、おしゃれなバイカラー(2色)のパン・オ・ショコラ。プレーン生地とココア生地のコントラストが美しく、見た目にも楽しいパンです。
「難しそう…」と感じるかもしれませんが、ご安心ください。折り込むバターの量を少なめにすることで、ご家庭のオーブンでも失敗しにくい、軽やかで食べやすい食感に仕上げています。
別に紹介している「基本のクロワッサン」のレシピとほとんど同じ分量・工程で作れるので、挑戦しやすいと思います😊
レシピ動画
Youtube<motomone baking>にてレシピ動画を公開しています。ぜひご参考ください。
皆さまのコメント、ご質問、レシピのリクエスト、チャンネル登録、お待ちしております。
材料
8個分
- 生地作り
90g | 強力粉 |
130g | 薄力粉 |
20g | グラニュー糖 |
3g | ドライイースト |
140ml | 牛乳 |
3g | 塩 |
15g | 無塩バター |
- ココア生地
5g | 無糖ココアパウダー |
10ml | 水 |
80gのプレーン生地と合わせる
- 折り込み用バター
100g | 無塩バター |
今回はドイツでも売られているフランス産のバターを使用

- チョコレート
約50g | チョコレート |
- 艶出し用シロップ
大さじ2 | グラニュー糖 |
大さじ2 | 水 |
オススメの道具
このレシピで使用したもの、オススメの道具は以下のリンクから購入できます。
日本とドイツ、それぞれのAmazonリンクをご用意しましたので、お住いの地域に合わせてご利用ください。
- ポケットスケール:塩など、数gのものをきちんと量るのに便利です
- キッチンスケール:コンパクトなのと木目調が気に入っています😊
- 麺棒:生地を伸ばすのに使用しました。個人的には使いやすい形をしています🤔
- ハンドミキサー:パンこね用の羽根つき
- ポケットスケール:塩など、数gのものをきちんと量るのに便利です
- キッチンスケール:コンパクトなのと木目調が気に入っています😊

- 麺棒:生地を伸ばすのに使用しました。個人的には使いやすい形をしています🤔

- ハンドミキサー:パンこね用の羽根つき

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パンオショコラの作り方
生地作り
- 強力粉、薄力粉、グラニュー糖をボウルに入れる
ドイツで作る場合は小麦粉の番号に関してのこちらの記事もご覧ください。 - ドライイーストを計って加えて、泡だて器で混ぜる
- 牛乳、塩、柔らかくした無塩バターを加え、ゴムベラで全体をよく混ぜる
- ボウルの中でひとまとまりになるまで、手で混ぜる
- 台に移して、約5分手ごね

右ななめ上、左ななめ上とV字型にこねることで、力もこめやすくなります


生地を薄く伸ばして簡単に切れなければOK
- 表面がピンとなるように丸める
- 80gだけ別にとり分け、残りの生地はしっかりラップに包んでおく
- ココアパウダーと水を混ぜ合わせる
- 80g取り分けた生地を加え、よく混ぜる

最初はすごくべたつきますが、少し手ごねするとすぐまとまります!

- ココア生地もラップに包み、どちらの生地も一晩冷蔵庫に入れる
ラップで包んで生地が空気に触れられないようにしましょう。
生地がラップから出てしまうと生地が乾燥してしまい、綺麗な層がうまくできません。
バターの準備
- クッキングシートを20㎝の正方形に2枚切っておく
- そのクッキングシートで15㎝の正方形の折り目を作る

15㎝のスクエア型があると、簡単でオススメです。定規を使ってもOK!

- きっちりと折って、折り目をつけましょう
- バターを薄く切って1枚目のクッキングシートに並べる
15㎝の枠内に収まるように並べましょう - その上から2枚目のクッキングシートを重ねて、折り目に沿ってしっかり折る
- 裏返して麺棒で15㎝正方形に伸ばす
なるべく均等な厚さになるように伸ばしましょう

- 使用するまで冷蔵庫に入れておきましょう
折り込み(1回目)
折り込みはパンオショコラ作りで一番重要な工程!
- 生地を冷蔵庫から取り出し、22㎝くらいの正方形に麺棒で伸ばす
最初は固いので、手で少しこねて柔らかくしてから、伸ばしていきましょう

ここからの作業は涼しい部屋で作業するようにすると、失敗が少なくなると思います。暑いとバターが溶けてしまいます。
- 正方形になった生地をひし形のように置き、角が重ならないようにバターをのせる

- 中に空気が入らないように、生地でバターを覆っていく
バターが生地から見えないように、完全に密閉するようにしましょう
接着面はきっちりくっつけましょう - 打ち粉をしてだいたい38㎝×18㎝くらいの長方形に伸ばす
※大きさはある程度の目安として考えてOK
最初は少し麺棒で、軽く叩く感じでバターを柔らかくするよう、伸ばしていきます
力をあまり入れずに、ゆっくりのばしていきましょう - 余分な粉を刷毛などで取り除きます
なるべく打ち粉が残らないほうがあとで綺麗な層になります - なるべく角が直角になるように調整して、4つ折りに折る
片方を3分の2、もう片方を3分の1くらいに折り、そのあと完全に重なるように半分に折る
こうすることで層が偏らず全体にうまくできます!


- ラップをして冷蔵庫で生地を30分休ませる

- プレーン生地を休ませている間に、ココア生地をクッキングシートの上で15㎝×15㎝にのばしておく
- ラップをかけて、使用するまで冷蔵庫に入れておく
折り込み(2回目)
- 打ち粉をして先ほどと同じように軽く麺棒で叩いて、中のバターを柔らかくする
- 今回は目安として38㎝×12㎝くらいの長方形に麺棒で伸ばす
あまり力を入れずに伸ばしましょう。厚さも5㎜~7㎜くらいの厚めで大丈夫 - 角が直角になるように調整して、刷毛で余分な粉を取り除き、3つ折りにする
4つ折りと3つ折りで12層になりました

- さきほどのばしたココア生地と同じくらいの大きさにする
- ココア生地を覆うように上にかぶせる

ココア生地が少しはみ出るくらいがちょうどいいです!

- 18㎝×18㎝くらいにのばす
- ラップに包んで30分冷蔵庫に入れておく
成形
- 成形を始める前に、中に入れるチョコレートを砕いて用意しておく
- 生地を冷蔵庫から取り出し、24㎝×28㎝の長方形に、ココア生地を上にしてのばしていく
成形作業中、なるべく生地の温度が上がらないようにしましょう。
冷たくなくなったなと思ったら、冷蔵庫に10分ほど入れてから作業して下さい。
生地が途中伸びにくいと感じたら、無理に伸ばさず、少し置いておくと生地が緩んでのばしやすくなります。
- 端を切り落とし、8等分にする。1枚の大きさはだいたい7㎝×12㎝

あればピザカッターを使うと簡単に切れます!

- 小さなナイフで、ココア生地に切り込みを斜めに2㎝ほどの等間隔で入れていく

- 裏返して、先ほど用意したチョコレートを上に置く
- チョコレートを巻いたら、もう一回チョコレートを置き、さらに最後まで巻く
- 綴じ目を下にして置いておく
- 下火が強く入るように、ケーキラックや穴の開いた天板にシリコンパッドを置き、その上に成形したパンを並べる
- 布巾をかけて、室温で1時間から1時間半発酵させる
仕上げ
- 霧吹きで水をかける

- 220℃で5分、180℃に落とし、焼き色を見ながらさらに10分から15分焼く
- 焼きあがる前に艶出し用のシロップを作る
ボウルにグラニュー糖、水を入れて、レンジでグラニュー糖が溶けるまで温める - パンオショコラが焼きあがったら、シロップを全体に塗っていく
完成

見た目もきれいなバイカラーのパンオショコラでした。
難易度は高めですが、作り終わったときの達成感と、味はとても格別です!
ぜひ秋から冬の涼しい季節に、ご自宅で挑戦してみてください。
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