今年もバレンタインの時期がやってきましたね。日本ではチョコレートを使った、ボンボンショコラやケーキが多くショーウィンドウに飾られる季節でしょうか。
バレンタインの起源に関しては諸説ありますが、聖ウァレンティヌス(テルニのバレンタイン)に由来する記念日とされているのが一般的です。この方はキリスト教の聖人なので、キリスト教徒が多くいるドイツではそれはそれは盛り上がるのだろう…と思いますよね?
実はそんなことはありません…。日本では、意中の相手にチョコレートを渡す日のようになっていますが、ドイツでは全然違います。違いがおもしろいので、今回は豆知識としてご紹介します。
ちなみに2021年にはドイツ・フランクフルトのバレンタインにオススメのお店を紹介しました。こちらもぜひご覧ください。
1.ドイツでは、男性から女性にプレゼント
これは日本と大きく違う点ですね。ドイツでは基本的には男性から女性にプレゼントするのが一般的です。気になる相手に渡すというよりは、すでに付き合っている彼女や妻に渡すことが多いですね。
2.チョコレートはまれ、花束が多い
ドイツはチョコレート大国と言われるほど、チョコレートの消費量が多いです。多いのですが、バレンタインにはチョコレートがプレゼントされるのは、まれです。男性から女性にと言うのも相まって、ドイツでは花束を贈ることが多いです。
僕も毎年妻にはバラの花束をプレゼントしています!
3.告白をする日ではない
日本では愛の告白をする日かもしれませんが、ドイツではどちらかと言うと、日ごろの感謝をパートナーに伝える日と言う感じがします。夫婦やカップルがメインですね。
4.義理チョコはない
バレンタインのシステム自体が違うので義理チョコと言うものはまったくありません。そもそも愛の告白をする日でもないので、本命も義理もないです笑
5.ドイツのパティシエにとって、バレンタインは忙しくない
すべてのパティシエに言えることではありませんが、基本的にバレンタインだからと言って、仕事量が大幅に増える店はほぼないと思います。
ショコラティエとしてハートのボンボンショコラを作ったり、レストランパティシエとして、ハートのデザートを作ったりしたことはありましたが、日本ほど盛り上がりがないので、そこまで忙しくなかったです笑
地域によっては、この時期に重なったら、謝肉祭(カーニバル)ですごく忙しくなりますね。カーニバルについては別に記事を書こうと思っているので、少々お待ちください。
6.ホワイトデーはない
男性から女性にお返しするホワイトデーですが、そもそもドイツにはありません。これは日本発祥の文化のようですね。世界的に日本だけのようです。
motomoneのオススメレシピ5選
僕のYoutubeチャンネルで紹介しているレシピをバレンタイン用に厳選してご紹介します。ドイツでも日本でも、大切な人にプレゼントする日であることに変わりはありません。(熱量に違いはあるとは思いますが💦)
ぜひ大切な方に、美味しいお菓子をプレゼントしてあげてください!
チョコレートケーキの王様・ザッハトルテ
難易度★★★★★
オーストリアの有名なホテルザッハーで生まれた、チョコレートケーキの王様と呼ばれるケーキです。しっとりしたチョコレートの生地に、アプリコットジャムとチョコレートのフォンダンがかかった、シンプルな組み合わせです。フォンダンは失敗しやすいので難易度はかなり高めです。ブログでも、こちらで詳しく解説しています。
ドイツケーキの代名詞・シュバルツベルダーキルシュトルテ
難易度★★★★☆
フォレノワールの名前で日本でも有名なケーキですね。ドイツの黒い森地方発祥のケーキと言われています。チョコレートを使ったケーキなので、バレンタインにもぴったりですね。サクランボは新鮮なものはもちろん、缶詰のものを使ってもOKです。難易度は少し高めですね。ブログ記事はこちらになります。
ドイツ風源氏パイ・シュバイネオーレン
難易度★★★☆☆
直訳で豚の耳と言う、バレンタインに似つかわしくない名前ですが、ハートのような形がかわいいのでオススメです。混ぜて折り込む、練りこみ型のパイ生地なので、失敗も少なく、手軽にパイ生地が作れます。難易度は普通です。ブログ記事はこちらです。
チョコなし、ジャム入りクッキー・オクセンアウゲン
難易度★★☆☆☆
通常マジパンを使うレシピですが、作りやすいようにアーモンドプードルで代用しています。クッキー生地の上に、アーモンド生地を絞り出し、真ん中にジャムを入れて焼いています。チョコレートが苦手な方にとてもオススメです。作るのも簡単だと思います。ブログ記事はこちらです。
3種類のチョコとフルールドセルを合わせた塩チョコクッキー
難易度★☆☆☆☆
妻が以前買ってきてくれた、塩チョコクッキーが非常に美味しかったので、自分で作ってみました。ビター、ホワイト、ルビーの3種類のチョコレートを使って作っています。フランスの塩・フルールドセルがいいアクセントになってくれました。甘すぎず、甘いものが苦手な男性も食べやすいクッキーだと思います。ブログ記事はこちらです。
まとめ
ドイツのバレンタインに関してまとめてみました。日本との違いがとても大きいので、カルチャーショックが大きいイベントかもしれません。
僕は毎年妻に花束をプレゼントしていますが、バレンタイン前日はお花屋さんに並んで買っています。昨年は娘も生まれたので、プレゼントする相手が増えてしまいました笑
今年、何をプレゼントするのはまだ考え中です😊
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