オーストリア・リンツ発祥の伝統菓子「リンツァートルテ」は、ドイツでも広く親しまれているスパイス＆ナッツ香るケーキです。特にクリスマスシーズンにぴったりの味わいですよね。
今回ご紹介するのは、そんなリンツァートルテから生まれた、簡単に作れるジャムサンドクッキー「Linzer Augen（リンツァーアウゲン）」です。
Linzer Augen は直訳で「リンツの目」という意味。一般的に3つの小さな穴が開いており、その窓から赤スグリのジャムが見えるのが特徴です。
アーモンド生地で作るレシピもありますが、今回は スパイスとヘーゼルナッツの香りが引き立つ、クリスマス向けの本格レシピ をお届けします！
材料
15個分(5㎝の型)
- リンツァー生地
| 100g | 無塩バター |
| 60g | 粉砂糖 |
| ひとつまみ | 塩 |
| 小さじ1 | シナモンパウダー |
| 小さじ1 | クローブパウダー |
| 少々 | バニラエッセンス(ペースト) |
| 1個(20g) | 卵黄 |
| 115g | 薄力粉 |
| 75g | ヘーゼルナッツパウダー |
その他
- その他
- 適量…粉砂糖
- 適量…ジャム
※伝統的には赤スグリジャムを使用。酸味のあるジャムがおすすめ。今回はラズベリージャムを使用しています。
オススメの道具・材料
リンツァーアウゲンを作る際に使用した、オススメの道具や材料を紹介します。以下のリンクから購入できます。
クッキー抜き型セット：今回使用した、ギザギザの丸形抜型セットです。小さなタルトにも使えて便利です！
キッチンスケール： お菓子作りの基礎！正確な計量に必須
麺棒：個人的に使いやすい形で、昔から愛用しています
それぞれの材料にも、いくつかリンクを付けています。
これらのリンクを経由して購入すると、アフィリエイトとして、一定割合で利益が入ります。今後の運営資金になるのでとても助かります。
リンツァーアウゲンの作り方
1.生地作り
- バターをボウルに入れ、室温で1時間以上おくか、レンジで軽く温めて柔らかくする。
- 粉砂糖、塩、シナモンパウダー、クローブパウダーバニラエッセンス(ペースト)を入れ、よく混ぜ合わせる
- 卵黄を入れて混ぜる
- 薄力粉とヘーゼルナッツパウダーを加え、切るように混ぜ合わせる
- ある程度、粉っぽさがなくなってきたら、手でひとかたまりになるまでこねる
- ラップに包み、冷蔵庫で2時間以上冷やす。
2.成形
- 冷やした生地を取り出し、扱いやすい固さになるまで軽くこねる。
- 打ち粉をして、生地を2.5〜3mmの厚さに伸ばす。
- 直径5㎝のギザギザの丸形で抜いていき、クッキングシートを敷いた天板に置いていく
もちろん違う型を使ってOK！以前紹介したSpitzbuben(シュピッツブーベン)のように、自分で自由な形で作ってOKです。
- 全体の半分のクッキーに、直径1cmの丸口金などで3つの穴を開ける。
3つの穴は「キリスト教の三位一体」や「見た目のバランス」が由来と言われるが、確かな説は不明です…
こちらも自分の好きな型で型抜きしてOKです！
- 180℃のオーブンで12分焼く
- 取り出したら、熱いうちに穴あきクッキーの表面に粉砂糖をふる。
- 粗熱が取れるまで待つ
3.仕上げ
- 粉砂糖のかかっていない方をひっくり返す
- 小さじ1弱のジャムをのせていく(ラズベリージャムを使用)
- 粉砂糖のかかっている方を上に重ねて完成
完成
このクッキーの魅力は、何といっても スパイス・ナッツ・ジャムの絶妙なハーモニー。
見た目も可愛らしく、意外と簡単で、クリスマスにぴったりの華やかなクッキーです。
ぜひご家庭で作って、ホリデー気分を楽しんでください！
コメント