ドイツの定番クリスマスクッキーです。三日月型に手で成形し、バニラ味のホロホロした食感が特徴。今年は定番のバニラ味、ピリっとしたジンジャー味、お子さまにも人気のココア味と3種類のフレーバーでご紹介します!
ドイツでは伝統的にバニラ味が一般的です。バニラ味での作り方については、コチラの記事をご参照ください。
手首を上手に使って三日月型に成形するので、少しコツは必要ですが、簡単に型無しでできます!
飾り付けですが、最後に粉砂糖をふるうのが一般的です。しかし今回はチョコレートを使って少し華やかにしました。しかしあくまで一例なので、お好きなようにご自宅で作ってみてください!
Youtube<motomone baking>にてレシピ動画を公開しています。ぜひご参考くだい。
皆さまのコメント、ご質問、レシピのリクエスト、チャンネル登録、お待ちしております。
材料
- クッキー生地
80g | 無塩バター |
35g | グラニュー糖 |
40g | アーモンドプードル |
ひとつまみ | 塩 |
- バニラ
35g | 薄力粉 |
1/2 | バニラビーンズ |
- ジンジャー
50g | クッキー生地 |
35g | 薄力粉 |
ひとかけ(約2g) | ショウガ |
- ココア
50g | クッキー生地 |
32g | 薄力粉 |
5g | 無糖ココアパウダー |
- デコレーション※
- 適量 粉砂糖
- 30g ビターチョコレート
- 小さじ1 サラダ油
- 10g ホワイトチョコレート
※デコレーションはあくまで一例です。僕はチョコレートをテンパリングして使用しましたが、市販のコーティングチョコレートや、デコレーション用チョコペン等を使っても勿論OK
クッキー生地
- 無塩バターをレンジに入れて柔らかくする
- 柔らかくなった無塩バターに、グラニュー糖、アーモンドプードル、塩を追加し、ゴムベラである程度混ぜる
- 生地を50gずつに分ける
- バニラ
- 生地50gにバニラビーンズ、薄力粉は漉してから加える
- ゴムベラで切るように、全体を混ぜる
- ラップに包む
- ジンジャー
- 生地50gにしょうがをすりおろして加え、薄力粉は漉してから加える
- ゴムベラで切るように、全体を混ぜる
- ラップに包む
- ココア
- 生地50gに薄力粉、無糖ココアパウダーを漉してから加える
- ゴムベラで切るように、全体を混ぜる
- ラップに包む
- 3種類の生地を1時間以上冷蔵保存
成形
- 生地をこねて少し柔らかくしてから、それぞれ20㎝ぐらいの棒状にする
- スケッパーやナイフなどで、12等分に分ける
事前に切り目の印を軽くつけてから切ると、12等分しやすいです
- 手に取って、掌で丸くする
- 両手首を使って生地を挟み、何往復か転がす
そうすると、両端が細く、真ん中が太く成形できます!
ここは動画の方がわかりやすいかと思いますので、ぜひ動画も併せてご覧ください!
- 両端を軽く内側に曲げ、三日月に見えるようにしたら、ベーキングシートを敷いた天板の上に並べる
- 同様にジンジャー、ココアフレーバーの生地も行う
慣れるとコツを掴めて、簡単に行なるようになります!
- 170℃で焼き色を見つつ、12-15分焼く
- バニラ
- 冷めないうちにすぐ、粉砂糖をふるう
そうすると、粉砂糖が取れにくくなります!
- 冷めないうちにすぐ、粉砂糖をふるう
- 粉砂糖をバニラフレーバーにふるった後は、粗熱が取れるまで待つ
デコレーション
- ジンジャー
- ビターチョコレートを溶かし、32℃でテンパリングする
小さじ1の油を加えると扱いやすくなるのでオススメ
※勿論、簡単にデコレーション用のコーティングチョコレートを使用してもOK! - 両端にチョコレートを付ける
- ビターチョコレートを溶かし、32℃でテンパリングする
- ココア
- ビターチョコレート、同様にテンパリングしたホワイトチョコレートを小さなコルネに入れて、好きなようにデコレーションする
※こちらも、簡単にデコレーション用のコーティングチョコレートを使用してもOK!
- ビターチョコレート、同様にテンパリングしたホワイトチョコレートを小さなコルネに入れて、好きなようにデコレーションする
- チョコレートが完全に固まるまで待つ
完成
食感でいうと…無印で売っているブールドネージュに似ています。サクサク、という固さよりは、ホロッと柔らかい感じですね。
お菓子作り初心者さんにも作りやすい、クリスマスクッキーにぴったりで本当にオススメのクッキーです!ぜひお試ししてみてください!
おまけの豆知識
ドイツでは三日月型のお菓子やパンにはHörnchen(フルンヒェン)やKipferl(キプフェル)という言葉が使われることが多いです。例えばHörnchenはクロワッサンにも使われる単語ですし、Kipferlという言葉はこのバニラキプフェルにも使われていますね。
昔からあるドイツを代表するようなクリスマスクッキーですが、いつどこで生まれたかは実はわかっていません。
一説にはオーストリアのパン職人の夫婦がウィーンがオスマン帝国から解放された時の喜びから作ったと言われています。とはいえ当時はイーストの入ったパンだったようで、名前と形だけが変わっていき、今のバニラキプフェルの原型になったと言われています。
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