コロナ禍でのドイツ旅行事情レポ

ドイツ生活

2020年9月現在、1日でのコロナ感染者数およそ1400人のドイツ。そのような状況下ですが、ドイツ国内旅行に出かけました。

2020年3月、ドイツでもコロナが大流行し、瞬く間に感染者が増えました。そこでドイツ政府も様々なコロナ対策政策を発表。日本のような自粛要請ではなく、はっきりと法律で定められたコロナ感染防止策が実施されました。

  • 屋内(スーパーや電車内など)でのマスク着用徹底
  • レストランなどの飲食店ではソーシャルディスタンスとして、人との距離は必ず1,5m~2m間隔をあけること

違反者は町や州によって異なりますが、最低でも50€(5500円前後)の罰金が発生します。

私たちは旅行好きでしたが、今年の夏は特に休暇も取らず、ずっと今住んでいる街内でひっそりと過ごしていました。しかし今回、東ドイツにあるLeipzig(ライプツィヒ)という街に住む友人たちに会いに行こう!と決め、ICE(イーツェーエーとドイツ語で読みます。日本の新幹線のようなもの)で、1泊2日の小旅行へ行ってきました。

私たちはフランクフルト郊外に住んでいるので、ICEで片道およそ3時間の旅です。駅のホームもだいぶ昔の賑わいが戻ってきましたが、アジア人などの観光客は見かけませんでした。以前は中央駅にはたくさんの観光客がいました。

まずドイツは環境にとても優しい国です(またそのお話は別の機会に詳しくお話させていただきます)。電車は自動車と比較して排気ガスを出さないという観点から、新幹線にもこのようなデザインが施されています。

Deutschlands schnellster Klimaschützer
訳すと「ドイツの最も速い環境保護」です。電力をアピールしているので、コンセントのデザインでわかりやすいのが、ドイツらしいです。色も緑でエコアピール。

車内の乗客も写っていますが、車内はマスク着用義務です。コロナ以前はマスクの存在すら知らなかったドイツ人たち。今やルールを守って着用している姿を見ると、本当に真面目な国民性だなと感じました。

しかし、観光客は皆無のような印象。見た目だけの判断ですが、ドイツ人やヨーロッパ人のみ見かけました。

今回は自由席です。

GGF = gegebenenfalls
もしかすると、場合によっては、多分、という意味です。

ドイツの新幹線内には様々な表示があります。

  • Frankfurt – Leipzig
    • フランクフルトからライプツィヒまで予約されているという表示
  • ggf. reserviert
    • 多分予約されている席
    • システム障害で誤って予約席となっている可能性があり
  • ggf. freigeben
    • 正確には不明だけれど、多分予約されていない席
  • 無記載
     

ドイツにお住まいの方だとご存知かもしれませんが、ドイツはこんな時のルールは雑です…適当に座って、もし誰か来たら、ごめんねと言って交代する…のようなイメージです。車掌さんもチケットの確認はしますが、正しい席に座っているかなどは全く見ません。

よく私たちは飛行機を利用しますが、飛行機はさすがにきちんと座席番号が記載されています。しかし本人同士で話し合い、席を交換するという光景もしばしば見られます。

結構適当なドイツ新幹線席問題。でも話し合ってなんとかなるような小さなことに思えるので、私もそこまで気にしなくなりました。

小さいお子さん連れだと大変かもしれない…と考えましたが、ドイツは本当に子どもに優しい国なので、皆誰もが積極的に席を譲ります。ルールはあるけれど縛られず、自分で考えて行動する、というようなイメージがあります。ただ、もちろんその席がいい!と言い張る人もいるので、一概には言えません。

また今回は夕方出発だったので、食堂車を利用してみました。

赤い席に温かいランプがある、どこかレトロな雰囲気です。乗客が席を立った瞬間に撮影したので空いていますが、実は満席でした。

コロナ後の変化


レストランで食事をするときは、代表者が1名が住所や連絡先を登録し、また一緒にいる人の名前も記載する義務が有り

コロナクラスターが発生した場合、連絡先を辿ってどのように感染が拡大するのか、徹底的に調べるためにこのような政策が導入されています。この食堂車でも例外ではなく、オンラインで私たちの個人情報を登録しました。

以前は紙だったメニューカードが、オンラインメニュー

不特定多数の人が触るメニューカードは廃止され、オンラインでメニューが見れるようになっていました。もちろん車内は無料WiFiがあります。

食堂車利用時間がたった45分のみという制限導入

以前はゆっくりアルコールやコーヒーが飲める場所でしたが、今はもう45分の制限があり、長居ができなくなっていました。密を避ける目的です。

もちろん店員さんも、マスクに手袋に、常に除菌スプレーを使用し清掃。コロナ対策ばっちりの食堂車で安心しつつも、コロナ以前のあの自由な旅が恋しくもなりました。

今回は私が好きなハンガリー料理で、ドイツでも人気のあるGulasch Suppe(グーラッシュズッペ)(日本のビーフシチューのようなもの)を注文。

ビールグラスにはDBの文字。日本でいうJRのようなものです。Deutsche Bahn、訳すとドイツ鉄道です。ミニグラスがかわいい。

注文して5分ほどで出てきました。牛肉が意外とトロトロでおいしかったです。器が小さかったので量が少ないかと思いましたが、牛肉が重くて、私にとっては十分でした。

ちなみに、この黄色の付け合わせはSpätzle(シュペッツレ)です。主に小麦粉と水でできてモチモチしたような食感ですが、私は苦手です…

ちなみに、日本の新幹線では座席販売がありますが、ドイツ鉄道では見たことがありません。この食堂車では、テイクアウトでスナックやコーヒーなどを販売しているので、こちらで購入して自分の席まで持ち帰ります。

そしてあっという間にライプツィヒに到着しました。

旧東ドイツ内の信号は、アンペルマンになっているのでかわいいです。

今回は無事定刻で到着しましたが、大体遅れがちです。時間厳守のドイツ人ではありますが、鉄道に関してはあまり信頼できないのがドイツ事情です。

今回はコロナ禍でのドイツ旅行事情のご紹介でした。2等車のレポですので、1等車とはサービス内容などが違うかもしれません(1等車とは、グリーン車のようなものです)。

意外と静かで快適なドイツ新幹線です。しかしまた自由に旅行がしやすい世の中になってほしいと、切実に感じました。マスクをして3時間過ごすことはとても大変でした…。

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