ドイツといえば、パンの国として知られています。その種類はなんと3000種類以上とも言われ、パン好きにはたまらない魅力があります。
特に、日常的に食べられる「食事パン」は種類が豊富で、ドイツの食文化を象徴する存在です。
今回は、その中から厳選した10種類のパンをご紹介します!さらに、YouTubeやブログで作り方を紹介しているパンもありますので、リンクをチェックして、おうちでぜひ試してみてください。
Youtube動画
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ドイツの食事パン10選
Brötchen-ブロートヒェン-
ブロートヒェンはドイツのスタンダードな白パン。外はカリッと、中はふんわりしていて、朝食には欠かせない定番パンです。
バターやジャム、ハムやチーズを挟んで食べるのが一般的。Brot(パン)から派生した名前で、直訳すると“小さなパン”を意味します。
地域ごとに呼び名が異なり、シュリッペン、ヴェッケン、ゼンメルなど、地元特有の名前も親しまれています。
Kartoffelbrot-カルトッフェルブロート-
ジャガイモを練り込んだパンで、しっとりともっちりした食感とほのかな甘みが特徴。ドイツでは余ったジャガイモを活用して作られることが多かったそうです。
じゃがいもは保存性も高く、寒い季節には特に重宝されてきました。
Bauernbrot-バウアンブロート-

Bauernは“農家”を意味します。このパンは、ライ麦粉と小麦粉を使った素朴で風味豊かなパンです。
ゴツゴツとした表面としっかりした歯ごたえが特徴。スープやシチューとの相性が抜群です。サワードウを使用した昔ながらの製法も魅力の一つ。
Laugenbrezel-ラウゲンブレーツェル-
世界的に有名なプレッツェル。独特な形と香ばしい焼き色が特徴で、ビールのお供にも、子どもの軽食にもぴったり。
アルカリ液に浸して焼くことで、この特徴的な焼き色が生まれます。自宅で作る場合、重曹を使った簡単なレシピもおすすめです
Mehrkornbrot-メアコーンブロート-
雑穀をたっぷり使ったパンで、ヒマワリの種、カボチャの種、亜麻仁、ごまなどが一般的。
栄養価が高く、ヘルシーな朝食やランチに最適です。健康志向の方やダイエット中の方にも人気があります。
Kaisersemmel-カイザーゼンメル-
オーストリア発祥のパンですが、ドイツでも親しまれています。
名前の通り“皇帝のパン”で、上部に王冠のような模様が特徴。伝統的には手で折り込むか、スタンプで模様をつけて作られます。
上部にごまやケシの実が乗っていることも多いです。
Pumpernickel-プンパニッケル-
低温で長時間焼く独特の製法で作られる黒パン。ライ麦100%で、しっとりした甘みがあります。

僕の修行時代にも、仕事終わりにオーブンに入れっぱなしにして、次の日取り出すと言う感じで作っていました。
ライ麦100%の黒パンで、好みは分かれるパンですが、クリームチーズやスモークサーモンとの相性が抜群。
Laugenbrötchen-ラウゲンブロートヒェン-
プレッツェルの生地を使った小型のパン。
手軽に食べられるサイズ感と味が人気で、サンドイッチにもよく使われます。

我が家では娘たちが大好きで、いつも常備しているパンです。
Sonnenblumenkern-ゾンネンブルーメンケルンブロート-

Sonnenblume(ヒマワリ)とKerne(種)が名前の由来。
ヒマワリの種をたっぷり使用したパンです。香ばしい味わいと高い栄養価が特徴で、朝食や軽食にぴったり。
このパンは雑穀パン一種ですが、先に紹介したメアコーンブロートと違い、ヒマワリの種だけを使用したパンになります。
同じ用にKürbiskernbrot(キュルビスケルンブロート)があります。これはカボチャの種を使用したパンです。
Vollkornbrot-フォルコーンブロート-

全粒粉を使用したパンで、食物繊維が豊富。サンドイッチやサラダ、スープと相性抜群です。
使用する穀物によって名前が変わり、
- Weizenvollkornbrot – 小麦全粒粉
- Dinkelvollkornbrot – スペルト小麦全粒粉
- Roggenvollkornbrot – ライ麦全粒粉
などがよく見られます。
まとめ
ドイツの食事パンは種類が豊富で、それぞれ個性が光る魅力的なパンばかりです。
パン好きの方、健康志向の方にもおすすめ。
あなたはどのパンが気になりますか?ぜひコメントで教えてください!
お気に入りのパンを見つけて、おうちで試してみてはいかがでしょうか?
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