ドイツのかぼちゃの魅力!人気の種類と楽しみ方【2025年最新版】

ドイツのかぼちゃ ドイツ生活
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秋から冬にかけて、日本でもかぼちゃが美味しい季節がやってきます。

ドイツではかぼちゃ(Kürbis)は一年中スーパーに並びますが、やはり旬は秋から初冬。

秋から冬にかけて、日本でもかぼちゃの美味しい時期になってきました。

ドイツではかぼちゃは通年売られていますが、やはり旬はこの時期ですね。

ハロウィーンも近くなり、観賞用のデコレーションかぼちゃや、食卓に並ぶ食用かぼちゃが豊富に揃い始めます

日本のホクホク系のかぼちゃに慣れていると、ドイツで売られているかぼちゃの種類や味に少し違和感を覚えるかもしれません。

今回は、ドイツでよく見かけるかぼちゃの種類・特徴・おすすめの調理法を詳しくご紹介します。

かぼちゃの種に関してはこちらで詳しくまとめています。

<結論:ドイツのかぼちゃは何が違う?>
日本のかぼちゃとは外見も味も全然違う
ドイツの一番スタンダードなかぼちゃはHokkaido Kürbis

ドイツでかぼちゃを買うときの注意点

世界には約800種類のかぼちゃがあり、そのうち200種類が食用と言われています。ドイツのスーパーでも食用と観賞用の2種類のかぼちゃが売られています。

  • Speisekürbis(シュパイゼキュルビス)
    =食用かぼちゃ
  • Zierkürbis(ツィアキュルビス)
    =観賞用かぼちゃ

Speisekürbis(シュパイゼキュルビス)

Speisekürbisの意味はSpeise(シュパイゼ)=食べ物、Kürbis(キュルビス)=かぼちゃです。

一番スタンダードなHokkaido Kürbis(ホッカイドーキュルビス)はオレンジ色の皮が特徴で、形は玉ねぎを大きくした感じです。

食用のかぼちゃはたくさん種類があるので、後の項目でそれぞれの種類に関して詳しく説明します!

Zierkürbis(ツィアキュルビス)

Zierkürbisの意味はZier(ツィア)=観賞用、Kürbis(キュルビス)=かぼちゃです。

サイズは食用のものよりも小さめで、色もカラフルですね。注意点としては、こちらの観賞用のかぼちゃには毒がある場合があります。苦みも強いので、絶対に食べるのはやめましょう。食べた場合は腹痛、吐き気、下痢などの症状が引き起こされる可能性があります。

かぼちゃの栄養素

かぼちゃはビタミン・ミネラルが豊富で、特に以下の栄養素が注目されています。

  • βカロテン:目や皮膚の健康に効果的
  • ビタミンC・E:抗酸化作用があり、免疫力をサポート
  • カリウム・マグネシウム・鉄分:むくみ予防や代謝に役立つ
  • 食物繊維:腸内環境を整える

野菜の中ではカロリーは高めですが、種類によってかなり差がでます。

食用かぼちゃの種類

もともとかぼちゃは南アメリカでは、紀元前1万年から8000年前ほどから食べられている、と言われています。アメリカ大陸でもっとも古くから食べられている食材の一つです。

ドイツで売られているかぼちゃは、16世紀にラテンアメリカからスペインを経由して伝えられたものだと言われています。

現在では、ドイツでもたくさんの種類が売られています。代表的な品種と、適した調理方法を紹介したいと思います。

Hokkaido Kürbis(ホッカイドーキュルビス)

ドイツでは一番スタンダードなかぼちゃで、どこでも売られている品種です。オレンジ色の皮に玉ねぎのような特徴的な形をしています。

実はこのかぼちゃ、名前の由来は日本の北海道です。日本語では”内木栗”という名前だそうです。19世紀の終わりころに、アメリカ人が北海道に持ち込んだ種類のかぼちゃが現地で根付き、ヨーロッパにも伝えられたと言われています。

実は今ではどこでも売られているこの種類ですが、まだヨーロッパで栽培されてから25年程度しかたっていない、比較的新しい野菜です。

このかぼちゃはまさにオールマイティーに使うことができ、かぼちゃのスープはもちろん、ピューレにしてケーキに混ぜこんだり、そのままグリルして食べたりと、様々な調理法があります。

甘みもあり、皮も火を通せば食べれるので、比較的日本のかぼちゃに近い調理法で調理できます。

Butternut Kürbis(バターナットキュルビス)

形がヒョウタンのような感じが特徴のこのかぼちゃは、味はバターの風味があり、少しナッツのような風味もありますね。甘味はあまり感じられず、どちらかというと、ジャガイモのようです。

日本のかぼちゃやHokkaido Kürbisと違い、基本的には皮を取って調理します。スープにしたり、グラタンにしたりすることもありますね。他にも、火を通してからサラダに入れたり、リゾットに入れたりと、こちらも様々な使い道ができます。

Muskatkürbis(ムスカートキュルビス)

この種類はとても大きく、オレンジのものや、緑のものがあります。オレンジ色の皮の模様は、まさにジャックオランタンのかぼちゃという感じです。味は甘さの他に、酸味が少しあり、ナツメグの風味が感じられます。

この種類も、調理の際は皮を取って調理するのが一般的です。他の種類と同じように、スープにすることが多いです。チャツネにしても美味しいですね。

Spaghettikürbis(スパゲッティキュルビス)

このかぼちゃ、とても面白く、中の実がスパゲッティのように、細長い麺状になっています。外見は黄色いメロンにヘタがついている感じです。

このかぼちゃは、ヘタをとって、そのまま丸ごと火を通し、半分に切って、種を取ったあとにスパゲッティ状の実を取り出して食べます。

中の実はスパゲッティの代用品として用いられることが多いです。特にカロリーが控えめで栄養素も優れているので、カロリーの高いパスタの代用品としてオススメですね。

Patisson Kürbis(パティソンキュルビス)

このかぼちゃもとてもおもしろい形をしています。まさにUFOのような形、実は最古のかぼちゃと言われています。色は、白、黄色、茶色、オレンジとまさに色とりどりです。

味はカボチャと言うよりは、ズッキーニですね。この種類は、小さければ小さいほど美味しいと言われています。大きくなると、味が薄くなっていくようです。

このかぼちゃは、かぼちゃとしては珍しく、皮も種も一緒に食べることができます。小さく切って、オリーブオイルで炒めて、塩コショウをふるうだけでも美味しいです。サラダなどにもぴったりですね。

Kabocha Kürbis(カボチャキュルビス)

かぼちゃの名前がついたかぼちゃです。Sweet Mamaという名前で売られています。このかぼちゃ、外見も味も日本で売られているかぼちゃにとても近いです。ホクホクしているので、煮物などにするとおいしいですね。

残念ながら、ドイツではあまりみかけません。品ぞろえのいいスーパーや青空市場で見かけたことはあります。

僕はつい先日、近くの品ぞろえのいいスーパーで偶然見かけました。煮物にしたらホクホクでとても美味しかったです!

まとめ

ドイツのかぼちゃは日本と違い、種類がとても豊富。皮ごと調理できる手軽な品種から、ユニークなスパゲッティかぼちゃまで、多彩な楽しみ方があります。

この秋冬は、ぜひドイツならではのかぼちゃを味わってみてください!

参考リンク

https://de.wikipedia.org/wiki/K%C3%BCrbisse
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