スペインのカタルーニャ地方(バルセロナがある西部の地域)が発祥のスイーツ・デザートです。クリームブリュレの原型とも言われています!
クリームブリュレとクレマカタラーナの違いとして、まずオーブンで焼かずにコーンスターチでクリームを固めています。そして生クリームよりも牛乳を多めに使用するレシピです。
味もオレンジ・レモンといった柑橘系フルーツとシナモンを使用しているので、酸味が感じられる甘さが特徴です。
スペイン現地では、3月19日の聖ヨセフの日に食べられることが多いスイーツのようです(ドイツではそのような習慣はありません)。
仕上げに通常はクッキングバーナーを使用します。しかし今回は別にキャラメルをつくって乗せる、ガスバーナーなしでも楽しめる作り方をご提案します!
<ポイント>
- カスタードを作るときに火にかけますが、きちんと火を通しましょう。火の通りが甘いと、粉っぽさが残ってしまいます。
- 今回はバーナーをお持ちでない方向けに、キャラメルソースの作り方も紹介しています。火傷に気を付けながら、作ってみてください。
- キャラメルは時間を置くとカリカリ感がなくなってしまいます。キャラメリゼした後の出来立てが、一番おいしいのでオススメです!
レシピ動画
Youtube<motomone baking>にてレシピ動画を公開しています。ぜひご参考くだい。
皆さまのコメント、ご質問、レシピのリクエスト、チャンネル登録、お待ちしております。
材料
この分量はココット型大2個と、ココット型小4個の、合計6個分です。
全ての材料を半量にするとココット型大2個、もしくはココット型小4個の分量となります。
220ml | 牛乳 |
120ml | 生クリーム |
60g | グラニュー糖/砂糖 |
2個 | シナモンスティック |
1個 | オレンジ |
2個 | 卵黄 |
16g | コーンスターチ |
20ml | 牛乳 |
適量 | ブラウンシュガー※1 |
適量 | ミント(飾り用) |
※1 グラニュー糖(砂糖)でも代用
※2ガスバーナーなしでキャラメルを作る場合
大さじ4 グラニュー糖(砂糖)
大さじ2 水
大さじ2 お湯
この分量はココット型大2個と、ココット型小4個の、合計6個分の分量となります。
こちらも材料を半量にするとココット型大2個、もしくはココット型小4個の分量となります。
- ココット型大…直径11㎝ 深さ2.5㎝
- ココット型小…直径6㎝ 深さ2.5㎝
- あればクッキング用バーナー
カスタード作り
- 鍋に牛乳220ml、生クリーム、グラニュー糖(砂糖)、シナモンスティック、オレンジの皮をすり下ろして加える(オレンジの皮の量は半分程度でOK)
すり下ろさずに薄く切ってもOK
レモンを使用するレシピもあり、レモンを使っても美味しいのでおすすめです。お好きな方をお試ししてみてください! - 沸騰させる
- 沸騰したら火からおろし、ヤケドに気を付けながら、ラップをピッタリとくっつけて、15分ほど常温に置いておく
こうすることで、シナモンの良い香りをよく引き出せます!
- 卵黄、コーンスターチをボウルに入れて、スプーンなどでよく混ぜる
- 20ml牛乳を加えて、泡だて器でよく混ぜる
- ラップをして置いていた鍋をもう一度コンロに移し、ラップをはがして、少し沸々とするまで温める(沸騰直前が目安です)
- 沸騰直前まで温めたら、火からおろす
- 卵黄などが入っているボウルに、こして加える
- 泡だて器でよく混ぜたら、再び全て鍋に戻して、火にかける
- かき混ぜながら、中火で沸騰させる
そうするとだんだん、とろみがついてきます!
カスタード作りでは、きちんと火を通すようにしましょう!火の通りが甘いと、粉っぽさが残ってしまうので、注意です。
- 熱いうちにココット型にクリームを入れる
- 器を持ち上げて少し揺らし、表面を平らにする
- 食べるまで冷蔵保存する
およそ1時間ぐらいで完全に冷えます
デコレーション作り
- オレンジの皮を切り落とし、実だけ綺麗に切る
このオレンジとミントを最後にのせると、とても綺麗なデザートになるので、オススメです!
仕上げ(クッキングバーナー無)
- 鍋にグラニュー糖(砂糖)、水を加え、強火にかけてキャラメルを作る
- 色がこげ茶色になってきたらお湯を加える
高温の水分が飛び跳ねるので、ヤケドに十分注意しましょう! - 冷えたクリームを冷蔵庫から取り出し、表面にキャラメルをのせる
ガスバーナーを持っていない方は、こちらでもクレマカタラーナの味を楽しめますので、是非お試ししてみてください!
仕上げ(クッキングバーナー有)
- 冷蔵庫からクリームを取り出し、ブラウンシュガーをのせて、均一になるよう、手でトントンと叩きながら、全体に広める
大型には小さじ2、小型には小さじ1程度が適量の目安
もしブラウンシュガーを多く乗せすぎた場合は、上からたたくようにし、余ったブラウンシュガーを戻すようにしましょう
- クッキングバーナーで全体をキャラメリゼする
じっくりゆっくり焼いた方が綺麗に焼けていきます!
- オレンジやミントを乗せて飾り付けをする
完成
キャラメルは時間がたつとパリパリ感が無くなってしまうので、出来立てが一番おいしいです!召しあがる直前にキャラメルを作る、もしくはクッキングバーナーで焼くことをオススメします!
クリームは冷えていますが、キャラメルは温かいので、その不思議な温度差もとても魅力的なスイーツです。また今回はオレンジを使用しましたが、レモンを使っても美味しいです。
さっぱりしつつ、シナモンの香りもたっており、クリームもまろやかに口の中で広がります。ぜひお試しください!
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