本場ドイツの味を自宅で再現!今回は、定番のドイツパン「プレッツェル」の基本レシピをご紹介します。

ドイツではどこでも手に入るソウルフードであり、子供の頃から慣れ親しんだ味です。オクトーバーフェストなどでも、おつまみとして親しまれています。
ドイツパンといえばプレッツェル。
その中でも、ラウゲンプレッツェル(Laugenbrezel)は、水酸化ナトリウム水溶液に浸けることで独特の風味を生み出します。
ただし、水酸化ナトリウムの使用は危険を伴うため、ここでは重曹を使った安全な方法で作ります。本場に近い味わいが楽しめるレシピです。
重曹に関してはこちらをご覧ください。
プレッツェルの成形が難かしくてうまくできない、あるいは違う形も試してみたいという方は、ぜひこちらのレシピもご覧ください。
<ポイント>
- この生地は成形前に発酵はさせません。成形しやすいよう、生地を扱いやすくするためです。
- 生地に入れる水も、冷やした状態で入れます。このように、生地をあまり温めない工夫をしています。
- 打ち粉も一切していませんが、生地が柔らかすぎる場合は少しだけ使って、成形してみてください。
- 重曹液は沸騰直前の熱い状態をキープしましょう。冷たいと形が崩れてしまいます。
レシピ動画
Youtube<motomone baking>にてレシピ動画を公開しています。ぜひご参考くだい。
皆さまのコメント、ご質問、レシピのリクエスト、チャンネル登録、お待ちしております。
材料
4個分
- 生地作り
65ml | 冷たい水 |
10g | 無塩バター |
120g | 中力粉※ |
2g | ドライイースト |
小さじ1/2 | はちみつ |
ふたつまみ | 塩 |
※中力粉は強力粉60g、薄力粉60gで代用可能です。日本で作る場合は準強力粉でもOKです。
中力粉の詳細はコチラも合わせてご覧ください。
- 重曹液
300ml | 水 |
ふたつまみ | 塩 |
9g | 重曹 |
最後に適量の粗塩を使用します。
下準備
- プレッツェルを茹でる用の鍋
- 冷凍するときのお皿、もしくはプレートにクッキングシートを敷く
- 天板にクッキングシートを敷く
- 無塩バターは室温に戻しておく
- 生地用の水を冷蔵庫に入れ冷やしておく
オススメの道具
このレシピで使用したもの、オススメの道具は以下のリンクから購入できます。
日本とドイツ、それぞれのAmazonリンクをご用意しましたので、お住いの地域に合わせてご利用ください。
ポケットスケール
ドライイーストや塩を量るときに便利です。
ハンドミキサー(パン生地用ニーダー付き)
こねる作業が楽になります。
木目調のデジタルスケール
特別なスケールではありませんが、収納性がよく、使いやすいスケールです
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プレッツェルの作り方
生地作り
- 中力粉、ドライイーストをボウルに入れ、泡だて器で軽く全体を混ぜる
- 水、はちみつ、塩を加え、ゴムベラでよく混ぜる
- ある程度混ざったら、バターを加え、粉っぽさが無くなるまでボウルに入れたまま生地を手でこねる
- 粉っぽさが無くなり、生地がひとかたまりになってきたら、台に取り出し約5分手ごねする
右ななめ上、左ななめ上とV字型にこねることで、力もこめやすくなります

※打ち粉はせずに、こね続けましょう。こね続けると、だんだん自然とくっつかなくなります。
生地を薄く伸ばして簡単に切れなければOK

- 生地を丸くまとめたら、50gずつに分け、4等分する
もし生地が中途半端に余ったら、均等になるよう、それぞれに振り分けましょう。 - 指を軽く曲げて、生地を押し付けるように丸める



ベンチタイムはおかず、一気に成形してしまいます!発酵のし過ぎを防ぐためです。
- 丸めてツルンとさせた表面が、裏になるように生地を裏返して置き、つぶす
- 前後に転がし、棒状にする



- 両端に手を添え、転がしながら、45~50㎝ぐらいに横に伸ばしていく
- 棒の中央で交差させねじり、穴ができるよう綺麗に端を生地にくっつける

真ん中部分はプックリ太くさせた方が美味しいので、手を添えて伸ばすのは端部分だけにしましょう!
そうすると、端部分は細くなるので、プレッツェルの形も作りやすくなります。



- クッキングシートをしいたお皿などに並べ、穴の部分などが綺麗になるよう、微調整する
- 布巾をかけて40分発酵
- 発酵後20分冷凍庫保存
重曹液に浸して焼く
- 鍋に水、塩を入れ沸騰させる
この鍋は、プレッツェル1個全体がきちんと浸かるぐらいの、大きさと深さのある鍋にしましょう。 - 沸騰したら重曹を加える
すごく泡立ちますが、問題ありません。 - 火加減を弱火に落とし、プレッツェル一つずつ30秒ずつ浸していく
穴あきお玉を使ったり、鍋を動かしたりして、プレッツェル全体に重曹液がかかるようにしていください。
重曹液は弱火ですが、沸騰直前の熱い状態にしておきましょう。

- 水気を切って、クッキングシートを敷いた天板に置く
- 小さなナイフなどで、プレッツェルの太い部分に切れ目を入れる
真横から切らずに、生地に対して斜め上から切ることで、綺麗なクープができます!

- あら塩をお好みでかける
かけすぎるとしょっぱくなりすぎるので、注意しましょう - オーブンで12分焼く
完成

食べ方
焼きたてのプレッツェルは、そのままでも十分おいしいですが、以下のアレンジもおすすめです:
無塩バターをたっぷり塗る:
ドイツの定番スタイル。
サンドイッチにする:
お好きな具材を挟んでボリュームアップ。
チーズや種をトッピング:
ごま、ケシの実、かぼちゃの種やチーズなどを乗せて焼くと風味が豊かになります。
プレッツェルがしょっぱすぎて食べれない方や、小さなお子さまには、塩なしのプレッツェルもおすすめです。

まとめ
ドイツプレッツェル4個分のご紹介でした。
さらにプレッツェルについて知りたいという方にはこちらの記事もおすすめです。
焼きたてのパリッとした外側とモチっとした内側が魅力のプレッツェル。余った分は冷凍保存し、食べる際に電子レンジで解凍するかオーブンで温め直すとおいしくいただけます。
ぜひご自宅で本場ドイツの味を再現してみてください!
このレシピを試した感想やご質問、リクエストがありましたら、ぜひコメントでお聞かせください。また、SNSでシェアしていただけると嬉しいです!
F&Q-よくある質問-
おかげさまでこのレシピはたくさんの方に作っていただき、とても好評なようで、とても嬉しいです!ありがとうございます!
Youtubeに寄せられた質問のうち、いくつかをここにまとめました。ぜひ作るときの参考にしてみてください。
- Qなぜ冷凍するの?
- A
冷凍すると、重曹液に入れても形が崩れにくくなり、扱いやすくなります。
- Q重曹液に入れて出したらシワシワになってしまった…
- A
重曹液に浸したあとは、できる限り素早くオーブンに入れるようにしましょう。長く出しているとシワができてしまいます。
- Qクープをいれるときに生地がくっつく
- A
僕はパン包丁やギザギザのナイフを使用して、素早く切っています。よく切れるナイフやクープナイフでもOKです。クープをいれるときはなるべくためらわず、45度くらいの角度で、1回できれいに切るようにしましょう。
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