中力粉は日本ではうどんを作るためによく使用され、うどん粉とも言われています。
しかしドイツではパン屋さんでも多く使われている小麦粉です。
主に焼き菓子や軽い食感のパンに使用されています。
<結論:中力粉とは>
ドイツではパン作り・お菓子作り
両方に適した便利な小麦粉
言葉の意味
ドイツ語では中力粉という言葉はありません。すべての小麦粉の総称としてWeizenmehl(ヴァイツェンメール)という言葉が用いられています。
強力粉はグルテン含有量が一番多く、薄力粉は一番少ないです。
中力粉はその名前の通り、強力粉と薄力粉の間です。中力粉のグルテン含有量は、9%前後になっています。
小麦粉の番号
ドイツの小麦粉の番号に関してはドイツ小麦粉物語【番号編】をご参照ください。
使用方法
小麦粉はドイツのパンやお菓子作りにおいて、とても重要な材料の一つです。


- タイプ1050…ハード系パンに使用する強力粉

まだ僕のブログ内では強力粉を使ったレシピは登場していませんが、ドイツパンは強力粉を使ったものも多いので、今後ご紹介します!
そしてタイプ550が中力粉で、ソフト系のパンや焼き菓子などに使用されます。
例えば、アプフェルシュトゥルーデルやシュトレンなどで使いました。


価格
ドイツでは通常、小麦粉は1㎏で販売されています。オーガニックのものは少し高いですが、およそ2~3€(300円前後)で購入できます。


セールだと1€を下回ることもありので、100円以下で手に入ることもあります!ドイツは製菓材料がとても安いので、家でお菓子やパンを焼く人がとても多いです。

代用方法
中力粉の代用は強力粉と薄力粉を1対1でブレンドすることで可能です。
もし中力粉が家に無い場合は、ブレンドを作るか、パンには強力粉、お菓子には薄力粉を使うようにしましょう。

多少食感は変わりますが、十分代用できるはずです!
またお菓子作りがお上手なSNSフォロワー様より、日本では“リスドォル”や、“オーベルジュ”と呼ばれる準強力粉が、中力粉として代用可能だと教えて頂きました。
もし日本にお住まいの方はこちらの粉もご参考下さい!
まとめ
ドイツのパン屋さんでは多く焼き菓子が売られていますが、その多くがタイプ550/中力粉で作られています。
実際に、僕が修行をしていたパン屋さんでもよく使っていました。現在ブログとYouTubeに公開しているレシピでも、頻繁に使用しています。
是非中力粉を使ったドイツ菓子・ヨーロッパ菓子に挑戦してみてください!
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