
お菓子作りが好きな方はご存知かもしれませんが、アーモンドプードル(アーモンドパウダー)について、ご紹介します。
ドイツでは、主に焼き菓子が中心です。日本にお住まいの皆さんなら、フランス菓子はとても有名ですよね。
カラフルなムース、非常に繊細なアートのようなケーキたち。
一方、ドイツは圧倒的に焼き菓子が多いです。例えば、クリスマスで有名なStollen(シュトーレン)や、Lebkuchen(レープクーヘン)などです。特にベイクドチーズケーキも超定番メニューで、どこにでも売っています。

ドイツのお菓子は、焼き菓子が中心なので圧倒的に茶色・黄色が大半です。時々フルーツケーキも見かけますが、焼き菓子文化です。
そこで今日は、焼き菓子に加えるとさらに美味しさがアップする、アーモンドプードルについて詳細をご紹介します。
<結論:アーモンドプードル>
焼き菓子をさらに柔らかくしっとり、
クッキーだとサクサク感が増す、
魔法の粉
名前の由来

ドイツでは、アーモンドプードルは”Mandeln gemahlen”を指します。
Mandel(複数形 Mandeln)
読み方はマンデル(マンデルン)。アーモンドという意味です。おおよそ複数形表記されています。ドイツのスーパーでは沢山の種類のアーモンドが販売されています。
- ganze Kerne(種のまま、プレーン)
- gehobelt(スライス)
- gehackt(角切り)
- gestiftet(細長い棒状)
その中から、gemahlenを選んでください。
gemahlen (動詞原型 mahlen)
読み方はゲマーレン。粉をひいた、という意味です。
ちなみにアーモンドプードルのプードルとは、フランス語で粉という意味です。したがって、粉上のアーモンドプードルがドイツ語だと、Mandeln gemahlenです。
価格
ドイツだとどのスーパーでも販売されています。
1パック100g、2〜3€(300円前後)が平均的な価格です。しかし安価なブランドやオーガニックブランドなど、ブランドにより多少価格が変わりますが、手頃な値段です。
詳細

皮なしのアーモンドプードルの写真です。ドイツでは皮あり、皮なし、両方販売されています。通常は皮なしを使用します。
皮ありの場合、生地などに色がついてしまうので、皮なしを使います。

ニオイ | 甘い アーモンドの香ばしさが感じられる |
味 | アーモンドそのもの、少量だとあまり感じない ほのかに香る程度 |
色 | 白っぽい、オフホワイト |
状態 | サラサラの細かい粉末 |
特徴 | ビーガン、ベジタリアン、小麦粉アレルギーの方もOK |

私はアーモンドが大好きで、よく素焼きしただけのアーモンドをお菓子として食べるのですが、その味と変わりません。自然な香りと味がします。
効果

2020年10月6日現在、僕のレシピのなかでは、バナナケーキに使用してます。
このバナナケーキを例にし、アーモンドプードルのメリットをまとめてみました。
・小麦粉だけでは硬さが気になり、柔らかさが物足りないのでそれをカバーする役割がある
・グルテンが含まれていないので、よりしっとりする
・ボロボロ感を抑える
・他にはクッキー、フィナンシェ、マドレーヌにもよく使用する
例えばほかのレシピだと、クッキーに加えるとサクサクした食感が増します。
フィナンシェなどの焼き菓子に加えるとしっとりした食感が増します。不思議な粉ですね。
注意点
- アーモンドプードル1:小麦粉2、もしくは1:3の割合など、レシピによって配分が異なります。入れすぎや少なすぎに気を付けましょう。
- 開封後は密封し冷蔵庫保存がオススメ。風味が長持ちします。
- 以下のアレルギーをお持ちの方は、使用にお気を付けください。
- アーモンド
- ヘーゼルナッツ
- カシューナッツ
- マカダミアナッツ
- ブラジルナッツ
- ピーカン
- ピスタチオ
- クルミ
まとめ
アーモンドプードルにより、より一層プロのお菓子に自宅でも近づけることがわかりました。
お菓子作りがお好きな方は、ぜひアーモンドプードルを使用して、その違いを実感してみてください!
今後もお菓子作りやパン作りでの失敗しないコツや、美味しくなるコツやひと手間をご紹介していきます。
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